遠隔地の拠点などネットワーク回線が細い場合や、大量のクライアントを一度にアップデートするのが難しい場合は以下のような方法でアップデートを行うことが可能です。
1. パッチダウンロードを省略したアップデート(v5.10.06以降)
V5.10.06以降のクライアントでは、資産管理ツールなどのファイル配布ツールにて予めパッチ
ファイルをクライアント側の所定フォルダーへ配置しておくと、サーバーからパッチをダウン
ロードするより前に配置したパッチを参照してパッチ適用が行われます。
注意:本機能が利用できるクライアントはアップデート前のVerがv5.10.06以降のものです。
V5.10.05以前のクライアントでは利用できませんので、ご注意ください。
1-1. パッチを以下クライアントフォルダー配下へ配置します。
C:\Program Files\ALSI\InterSafe Client\UGS\
1-2. 本章の設定通り、Manager画面よりパッチ適用を行います。
アップデートが開始されると、サーバーからパッチをダウンロードするより 前に配置した
パッチを参照してパッチ適用が行われます。配置したパッチが不正またはない場合は、通常
通りサーバーからダウンロードを行い、処理を継続します。
2. 手動アップデート(v5.00以降)
2-1.添付zipファイルをダウンロードし、解凍後、同じフォルダーへアップデータを置きます。
\SAUpdate_tool
|
|--\x64\SAUpdate.exe
|--\x86\SAUpdate.exe
|--ISClient_vx.xx.xx-yyyymmddxxxx.zip <== アップデータを置きます
|
+SAU.bat
※アップデータは以下にあります
(インストールメディア)\\Migration\Client\ISClient_vx.xx.xx-yyyymmddxxxx.zip
2-2.SAU.batを環境に合わせて編集します。
----------------------------------------------------
echo off
echo ************************************************
echo *** InterSafe をアップデートします ***
echo *** 完了後は自動的にPCを再起動します ***
echo *** よろしければ任意のKEYを押下してください ***
echo ************************************************
pause
cd c:\temp\SAUpdate_tool <== 解凍先に合わせて変更
if "%PROCESSOR_ARCHITECTURE%" NEQ "x86" GOTO 64bitcpu
.\x86\SAUpdate.exe /sf
GOTO Inst_Fin
:64bitcpu
.\x64\SAUpdate.exe /sf
:Inst_Fin
----------------------------------------------------
2-3.SAU.batを実行します。
※補足
・アップデートする際は、
<v6.00.00~v7.51.05の場合>
Microsoft Visual C++ 2015 と Microsoft .NET Framework 4.6.2以降
<v7.60.00以降の場合>
Microsoft Visual C++ 2015-2019 Redistributable Package 14.28.9110以降 と Microsoft .NET Framework 4.8
が必要です。導入されていない場合は、予め導入してください。
32bitOSの場合以下フォルダー下にある2プログラムを実行
(インストールメディア)\InterSafe Client\Installer\x86\ISSetupPrerequisites
64bitOSの場合フォルダー下にある3プログラムを実行
(インストールメディア)\InterSafe Client\Installer\x64\ISSetupPrerequisites
・SAUpdate.exeのコマンドラインオプション
SAUpdate.exe /n
SAUpdate.exe /p=<PatchPath>
SAUpdate.exe /sp /p=<PatchPath>
SAUpdate.exe /sn /p=<PatchPath>
SAUpdate.exe /sf /p=<PatchPath>
SAUpdate.exe /sf /p=<PatchPath> /LeaveCache
SAUpdate.exe /normal /p=<PatchPath> /CheckLog
/p=PatchPath:パッチファイルパスの指定。オプション省略時は、カレントフォルダ上から自動選択
:自動選択するPatchは “ISClient_v.*.zip“ でカレントフォルダ内のみを検索する。
/n | /normal:標準モード。UI 表示あり。省略可
/s<p|n|f> :サイレントモード
:/sp アップデート結果を表示。実行前確認ダイアログなし。再起動を促すメッセージを表示
:/sn UI無し。アップデート後自動再起動
:/sf UI無し。アップデート後自動再起動。IS Client の強制ログアウト実行
/LeaveCache :オフラインログイン用キャッシュを残す
/CheckLog :旧バージョンのIS Clientログが全て送信済みかチェックする
※v6.50以前からのアップデートは、/sf オプションのみ実行可能です。
※注意事項
・ アップデート後はポリシー取得のため、サーバへのアクセスが必要ですのでご注意ください。
・ 本ツールは緊急避難的にご利用になることを想定しており、製品のシステム要件における動作
確認を都度行っているものではございません。動作しない場合などはお問い合わせを受付け
ておりますが動作を保証しているものではございませんので、予めご了承ください。
注意事項については以下にも記載しておりますのでご参照ください。
[ILP共通] InterSafe ILPの新規インストール・アップデート作業に失敗する
2-5.スタンドアロンツールを使用したインストールに失敗する
2-6.手動アップデートの実行に失敗する場合