移動ユーザープロファイル環境でInterSafe FPを利用する場合、PowerPointの設定によっては、
アプリケーションがフリーズする事象や、tmpファイルが大量に生成される事象が発生いたします。
対象環境および設定に該当する場合には、対処方法に記載の対処をお願いいたします。
■発生事象
・PowerPointがフリーズする
・自動回復ファイルの保存場所にtmpファイルが大量生成される
※[PowerPointのオプション]-[保存]-[自動回復用ファイルの場所]をネットワーク上に設定している場合
・Proofingフォルダ内にtmpファイルが大量生成される
※[PowerPointのオプション]-[文章校正]-[ユーザー辞書]を有効に設定している場合
■対象環境、設定
<InterSafe Client>
・InterSafe Client でFPが有効な環境
<OS>
・移動ユーザープロファイルをご利用の環境
<PowerPoint>
[PowerPointのオプション]-[保存]-[自動回復用ファイルの場所]をネットワーク上に設定
または、[PowerPointのオプション]-[文章校正]-[ユーザー辞書]を有効に設定しているPowerPoint
・Microsoft 365 Apps for enterprise - ja-jp 16.0
※弊社環境にて確認できたバージョンです。
上記バージョン以外にも事象が発生する可能性がございます。
■対処方法
InterSafe Clientインストール済の端末に、以下のレジストリを追加し
再起動後に、事象が改善するかご確認ください。
キー :HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\services\ISFPDt\Parameters
名前 :BypassPath
種類 :REG_MULTI_SZ(複数行文字列値)
データ:PATH を複数行で指定
*\AppData\Roaming\Microsoft\PowerPoint\ppt*.tmp
*\AppData\Roaming\Microsoft\Office\*\*\Proofing\*
※BypassPathに設定したパス(データ)では、暗号化ファイルの
作成・閲覧ができなくなりますのでご注意ください。