各ポートに設定されているプロセス数の合計を総数とし各ポートのプロセス数の
比率を算出します。そして、その比率を元に各ポートのプロセス数を調整し
プロセス数の合計が1000以下となるようしています。
例1) HTTP ポート 8080 プロセス数 500
HTTPS ポート 8443 プロセス数 500
FTP over HTTP ポート 8021 プロセス数 300 の場合
HTTP 500 * 1000/1300 = 384
HTTPS 500 * 1000/1300 = 384
FTP over HTTP 300 * 1000/1300 = 230 となります。
例2) HTTP ポート 8080 プロセス数 1000
HTTPS ポート 8080 プロセス数 75
FTP over HTTP ポート 8080 プロセス数 75 の場合
HTTP 1000 * 1000/1150 = 869
HTTPS 75 * 1000/1150 = 65
FTP over HTTP 75 * 1000/1150 = 65 となります。
プロトコル毎に指定するポート番号が全て同じ場合、実際にプロセスとして
起動しているのはHTTPポートに設定されたプロセス数の値になります。
(例2)の場合は1000が起動します。)
しかし、プロセス数の調整は3つのプロトコルの合計値から行いますので、
HTTPS、FTP over HTTPに設定されているプロセス数も合算されてしまい、
実際に利用できるプロセス数が減少してしまいます。
そのため、HTTPS、FTP over HTTPに設定するプロセス数を設定可能な
最小値である「1」と設定していただくことで、実際に利用するプロセス数を
より多く起動できます。
例2)でHTTPS、FTP over HTTPプロトコルのプロセス数を「1」とした場合
HTTP 1000 * 1000/1002 = 998
HTTPS 1 * 1000/1002 = 1
FTP over HTTP 1 * 1000/1002 = 1 となります。
●ICAP版(Ver8.0、8.5)の場合
ICAP版の場合、ICAPポートのプロセス数が1000を超えて設定された場合、
1000起動するようになっております。
※Proxy版、ICAP版ともに64bitOSでは起動プロセスを1000までとする上限はございません。 ただし、設定できるプロセス数は9999までとなっております。※プロセスを極端に増加すると、フィルタリングサービスが正常に動作しなくなる 場合がございますのでご注意ください。<注意>
なお、Ver8.0へバージョンアップを行なってかつ、バージョンアップ前にプロセス数