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ID:6186
作成日: 2024/08/26

2024/08/26[FP] フォルダーリダイレクト環境においてアプリケーションがフリーズする

フォルダーリダイレクト/移動ユーザープロファイルなどの環境でInterSafe FPを利用すると、
アプリケーションがフリーズしたり、tmpファイルが大量に生成される事象が発生いたします。
対象環境および設定に該当する場合には、対処方法に記載の対処をお願いいたします。
※ 本事象はVer8.61以降のInterSafe Clientプログラムで対処されています

1. 発生事象
 ・PowerPointなどのアプリケーションがフリーズする
 ・自動回復ファイルの保存場所にtmpファイルが大量生成される
  ※[PowerPointのオプション]-[保存]-[自動回復用ファイルの場所]をネットワーク上に設定している場合
 ・Proofingフォルダ内にtmpファイルが大量生成される
  ※[PowerPointのオプション]-[文章校正]-[ユーザー辞書]を有効に設定している場合
 ・dicフォルダー配下にtmpファイルが大量生成される

2. 対象環境、設定
 <InterSafe Client>
 ・InterSafe Client でFPが有効な環境

 <OS>
 ・移動ユーザープロファイルをご利用の環境

 <設定>
  user\appdata\roaming\....をフォルダーリダイレクトしている環境

 <発生手順> PowerPointの場合
    2-1. 暗号化されたpptを開き編集して保存せずに放置します
    2-2. アプリケーションの[ファイル]-[オプション]-[保存]-「次の間隔で自動回復用保存データを保存する:xx分ごと」xx分待つ
    2-3. 前項と同じ画面「自動回復用ファイルの場所」に大量の*.tmpファイルが限界(65535個)まで作成され、アプリが無応答になる

 ※確認されているバージョン:Microsoft 365 Apps for enterprise - ja-jp 16.0
  上記バージョン以外にも事象が発生する可能性があります。

3. 対処方法(Client単位に実行する場合)
 InterSafe Clientインストール済の端末に、以下のレジストリを追加し
 OS再起動後に、事象が改善するかご確認ください。

 キー :HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\services\ISFPDt\Parameters
 名前 :BypassPath
 種類 :REG_MULTI_SZ(複数行文字列値)
 データ:PATH を複数行で指定
     *\APPDATA\ROAMING\*

 ※BypassPathに設定したパス(データ)では、暗号化ファイルの
  作成・閲覧ができなくなりますのでご注意ください。

4. 対処方法(ILP Client全体に配布する場合)
 4-1. 本FAQに添付されたzipを解凍後、フォルダー毎InterSafe Server(Postgress)が導入されているServerへコピーします
 4-2. 上記フォルダー内にあるILP_Registryapplyinfo_add.bat を管理者として実行します
    ※ postgresqlのパスワードはインストール マニュアルのサンプルでは’password’になります
    ※ 処理バッチでエラーが発生しないことを確認してください
    ※ 既存レコードと差替えます。追加動作をさせる場合はILP_Registryapplyinfo_add.sqlを編集してください
    ※ Serverの再起動は必要ありません
 4-3. 4-2項の処理により IS ServerのDBに値がセットされ、Clientには定期的なポーリングタイミングで
    レジストリー値:[BypassPath]が登録されます。*\APPDATA\ROAMING\* が記載されていることを確認してください
    レジストリの場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\ISFPDt\Parameters\BypassPath
 4-4. Client側にレジストリーが登録された後は、IS Clientへ設定を読み込ませる必要がありますので
     PCを再起動してください

添付ファイル
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