<概要> InterSafe Managerが利用・起動できない、またログイン後にエラーが表示される場合 ILP Serverに必要なサービスが立ち上がっていない等の理由が考えられます。<前提条件>
ILP Serverは、Apache、Tomcat、PostgreSQL が起動している必要があります。
まずサービス一覧より、上記3つのサービスが起動していることを確認してください。
・PostgreSQLが起動していない場合には、InterSafe Managerは起動できますが、
ログインボタンをクリックすると”予期しないエラーが発生しました”と表示されます。
<原因> ILP Serverのアップデート後や、サーバーOSの再起動後に発生することがあります。
以下の1から順にご確認ください。
※バージョンにより、一部表記やパスが異なります。
1. "HTTP 404 未検出 Webページがみつかりません。"と表示される場合
1-1.URLの確認
URLがただしく入力されているかご確認ください。
特に大文字や小文字の入力間違いや"."が抜けていないかご確認ください。
ILPServerインストール環境ではこちらをコピーしてご利用ください。
http://localhost/ISManager/faces/sysadmin.jsf
1-2.アプリケーションの有効化(新規インストール、バージョンアップ直後の場合)
ILPServerのインストールが正しく完了していない可能があります。
"HTTPServerの設定"及び"ILPServerアプリケーションの有効化"を再度実行してください。
2. "サーバーの初期化に失敗しました"もしくは
”システムが初期化処理に失敗しました”と表示される場合
2-1.サーバーOSの再起動
バージョンアップ後にサーバーOSの再起動をしていない場合、サーバーOSの再起動をお試しください。
サービスが起動しきれていない場合には、再起動にて解消する可能性があります。
再起動が難しい場合は、[スタート]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]より、
Apache2.2、Apache Tomcat8、postgresql-x64-9.2の順番でサービスを停止し、
postgresql-x64-9.2m、Apache Tomcat8、Apache2.2の順でサービスを開始してください。
2-2.ポートの確認
サービスは立ち上がっている状態でも、ポートがバッティングしている場合は
ポートのみ利用できない状態になっている可能性あります。
2-2-1.コマンドプロンプトにて、ポート情報を取得
> netstat -oan -p tcp
※コマンドは一般的なものですので、詳細はインターネット上の情報をご参照ください。
2-2-2.各ポートのPIDを確認 手順2-1の実行結果より、各ポートのPIDを確認してください。 各サービスは以下のローカルアドレスで表示されます。 (ポートはデフォルトです。) Apache2.2 → 0.0.0.0:80 Tomcat8 → 0.0.0.0:8080 PostgreSQL → 0.0.0.0:5432 2-2-3.各PIDが利用しているサービスを確認 タスクマネージャーの[詳細]タブにて、手順②で確認したPID が利用しているサービスを確認してください。 それぞれ、以下右側の名前が表示されれば正常にポートを掴めています。 Apache2.2 → httpd.exe Tomcat8 → Tomcat8.exe PostgreSQL → postgres.exe 別のサービスが利用している場合は、バッティングしています。 以下の手順でポートを変更してください。 FAQ3645 Tomcat、Apache、PostgreSQL利用ポート番号が競合した場合の対応方法
2-3.warファイルの再展開
ILPServerを利用するためのプログラムに問題があった場合は いったん削除し、.warファイルを再度展開することで解消する可能性があります。 2-3-1.ILPを導入されたサーバのサービスより 「Apache2.2」、「Apache Tomcat8.0 Tomcat8」サービスを停止します
2-3-2.C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 8.0\webapps\
以下にある以下のフォルダーを削除します。
\ISManager\
\ISServer\
\ISUpdateServer\
\ISILPWeb\
\ISWorkflow\
※ご利用のバージョンによって、存在するフォルダが異なります。
上記フォルダが存在する場合は、削除してください。
2-3-3.サーバーを再起動します。
(再起動後は前項のフォルダー配下にある.warファイルが展開され、フォルダーが生成されます)
2-4.データベースの再リストア
データベースのリストアに失敗している場合、データベースを
再度リストアすることで解消する可能性があります。
FAQ3685 データのバックアップ/リストア手順 以下の順で、対応をお願いいたします。 1.データベースのバックアップ手順 2.データベースのリストア手順 ★データ容量が大きく、時間がかかる場合はご相談ください。
2-5.アプリケーションの再インストール
手順2-1~2-4にて解消しない場合は、インストールしたアプリケーションそのものを に問題がある可能性があります。
★データ容量が大きく、時間がかかる場合はご相談ください。
3. "セッションが無効です。ログインしてください。"と表示される場合
Windows Server のIE ESC の設定が有効になっている場合は、ユーザー/グループの追加画面を表示しない等、 InterSafe Manager が正しく動作しない場合があります。 3-1.導入するServerマシン上で[Windows]キーを押しながら[R]キーを押下し
[ファイル名を指定して実行]-「servermanager」と入力し[Enter] 3-2.サーバーマネージャー画面で[ローカルサーバー]-[IE セキュリティ強化の構成:有効]をクリックして
Administrator/Userグループ双方をオフに変更し、[OK]をクリックして設定を[無効]に変更して下さい。 3-3.インストールが完了後、上記設定を元に戻します(任意)
4. "システムが動作可能なデータベースバージョンではありません。"と表示される場合
アプリケーションとデータベースのバージョンが一致していない場合、上記メッセージが表示されます。
4-1を実施しても解消されない場合は、データベースのパラメータが設定されていない可能性がございますので、
4-2を実施してください。
4‐1.データベースバージョンの変換
4‐1-1.(インストールメディア)¥Autorun¥Autorun.exe を管理者として実行、「アップデート」をクリックします。
4-1-2.「データベースのリストア・変換」をクリックします。
4-1-3.アップデートツール画面で[User password]に PostgreSQL のパスワードを入力、[Test]を押下します。
4-1-4.現在のDBバージョンを表示しますので、[OK]をクリックします。
4-1-5.[Conversion]をクリックし、変換が終了したら[OK]をクリックします。
4-2.ISDBのパラメータ設定
4-2-1.pgAdminを起動し、ログオンします。
4-2-2.PostgreSQL XX(localhost:5432)-データベース-ISDBを右ボタンクリックし、[プロパティ]-[Parameters]を確認します。
4-2-3.以下4つのパラメータがない場合には、右上+より手動で設定します。
■上記にて解消しない場合は、以下のログを圧縮してお送りください
・C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat X.X\logs
・C:\Program Files\Apache Software Foundation\ApacheX.X\logs
・C:\Program Files\PostgreSQL\XX\data\log
※ ドライブ/パスは環境/Verにより変わります。
ご不明な場合は、インストールマニュアルをご確認ください。
※ 明らかに関係の無い過去日付のログは除いてください。