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ID:3645
作成日: 2025/01/24
[ILP共通] Tomcat、Apache、PostgreSQL利用ポート番号が競合した場合の対応方法

InterSafeに内包されているApache/Tomcat/PostgreSQLが利用しているポートが既存のシステムと
競合する場合、本FAQの内容に沿って、変更してください。なお、ポートを変更された場合、アップデー
ト時のプログラムマイグレーションが正常に動作しない場合があり、お客様により手動にて設定いただく
ことが必要になります
。予めご了解の上、実施をお願いいたします。

※「C:\Program Files」は旧バージョンをご利用の場合「C:\Program Files (x86)」となる場合がありますので、適宜読み替えて設定してください。

1. Apache使用ポート変更

 ILPServer/SDServerでApatchの使用するポート番号(80)が既に使用されている場合は、
以下の設定ファイルを修正してポートを変更します。

1-1. Apache の httpd.conf の設定
    C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache X.X\conf\httpd.conf
   の以下の項目を修正します。

  ・・・・・・・・・・・・
  Listen 80
  ・・・・・・・・・・・・
  ブラウザからアクセスする場合は、以下のようにポートの指定が必要になります。
  http://hostname:81/ISManager/faces/sysadmin.jsf
     ※上記は、ポート番号を80->81に変更した場合の例です。
     ※80ポートは、HTTPS化している場合無効化することが可能です。
      無効化する場合、#Listen 80 と修正してください。

1-2. サービスの再起動
 「ApacheX.X」を再起動する

1-3. InterSafeManager の設定
    InterSafeManager の「環境設定」タブ→「システム設定」→「サーバー接続設定」タブをクリックし、
      ご利用しているサーバー(InterSafe Manager/IngerSafe Server/InterSafe ILP Web(WorkFlow)/Update Server)の、
     ポート番号を、上記項目で修正したポート番号に合わせて修正して下さい。

1-4.IIBSServerSetting.cfg の設定
    インストールマニュアル「5-2.ServerSetting.cfgファイルの作成」項目に記載の、ポート番号についても
   上記項目で修正したポート番号に合わせて IIBSServerSetting.cfg を作成致します。

1-5.InterSafe Clientの設定
    タスクトレイ上のInterSafe Clientアイコンを右クリックし、サーバー接続設定をクリックします。
    ポート番号を変更し、OKをクリックします。設定変更後、コンピューターを再起動します。


2. Tomcatの使用ポート変更

ILPServer/SDServerでTomcatの利用するポート番号(8005,8080,8443,8009 )が既に利用されている場合、
  "C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat X.X\logs\catalina.yyyy-mm-dd.log"
に以下のようなエラーが記録され、Tomcatを起動することができません。
  java.net.BindException: Address already in use: JVM_Bind :8xxx (←競合しているポート番号)
その場合、競合しているポート番号を変更することで対応することが可能です。
 ※8005ポートはv7.0以降の環境ではデフォルトで無効となっております。

2-1. Tomcat の server.xml の設定
  C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat X.X\conf\server.xml 内の 8005,8080,8443,8009 をすべて他のポートに変更します
  基本的に既存使用ポート番号と重複しなければ問題ありませんが、18005,18080,18443,18009などの採番を推奨しています。

  ・・・・・・・・・・・・
  <Server port="18005" shutdown="SHUTDOWN">
  ・・・・・・・・・・・・
  (中略)
  ・・・・・・・・・・・・
    <Connector port="18080" protocol="HTTP/1.1"
               connectionTimeout="20000"
               redirectPort="8443" />
   ・・・・・・・・・・・・

  ※8080ポートはTomcatの管理画面及びTomcat単体で動作しているかの確認用となっております。
   不要な場合、"-1”を指定していただくことで無効化が可能です。

2-2. Apache httpd.conf の設定
    Tomcatポート変更に伴い、Apache側の設定も変更します。
    C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache X.X\conf\httpd.conf の 8009 を他のポート(server.xml と同じ番号)に変更します。
  ・・・・・・・・・・・・
  <Location "/ISManager">
    ProxyPass ajp://localhost:18009/ISManager
  </Location>
  <Location "/ISServer">
    ProxyPass ajp://localhost:18009/ISServer
  </Location>
  <Location "/ISILPWeb">
    ProxyPass ajp://localhost:18009/ISILPWeb
  </Location>
  <Location "/ISWorkflow">
    ProxyPass ajp://localhost:18009/ISWorkflow
  </Location>
  #アップデートサーバーを別環境にするにはここを修正↓
  <Location "/ISUpdateServer">
    ProxyPass ajp://localhost:18009/ISUpdateServer
  ・・・・・・・・・・・・
  ※2-1項のserver.xml で 8009 から変更したポート番号を設定します。
  ※ご利用のバージョンによって、存在する設定が異なります。

2-3. サービスの再起動
    サービスを以下の手順で再起動します
      2-3-1.「ApacheX.X」を停止する
      2-3-2.「Apache Tomcat X.X TomcatX」を再起動する
      2-3-3.「ApacheX.X」を開始する

3. PostgreSQLの使用ポート変更

ILPServerで利用するPostgreSQLは、同じバージョンが導入されていなければ通常通りインストールすることが可能です。
その際、ILPServerで利用するPostgreSQLの利用ポート(5432)が既に利用されている場合はインストール時に自動的に空いているポートが割り振られます。

割り振られたポートは以下のファイルより確認可能です。
C:\Program Files\PostgreSQL\XX\data\postgresql.conf
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
port = 5433                # (change requires restart)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3-1. Tomcat の設定
    上記ポートに合わせ、以下ファイル内の記述すべてをInterSafe側のポートへ変更してください。
    C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat X.X\conf\Catalina\<サーバ名>\
      ※インストール直後はフォルダは存在しません。この場合はTomcatサービスを起動していただければ生成されます
    ・ISManager.xml
    ・ISServer.xml
    ・ISUpdateServer.xml
    ・ISILPWeb.xml
    ・ISWorkflow.xml
      ※ご利用のバージョンによって、存在するファイルが異なります。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    url="jdbc:postgresql://<サーバ名>:5433/ISDB"
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      ※InterSafe v8.60未満のISServer.xml は2箇所編集が必要です。ご注意ください。

3-2. サービスの再起動
    サービスを以下の手順で再起動します
      3-2-1.「ApacheX.X」を停止する
      3-2-2.「Apache Tomcat X.X TomcatX」を再起動する
      3-2-3.「ApacheX.X」を開始する

以上です。
対象バージョン
 
対象ビルド
 
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