iOSデバイスにてInterSafeを利用する場合、アプリの通信が正常にできない、
認証に失敗するといった事象が発生することがあります。
その際、iOSデバイス側で情報を取得し、調査を行なう必要があります。
iOSデバイスの情報を取得する方法は以下となります。
■調査に必要なもの
対象のデバイス
Mac側で認識できることが前提となります。
Mac(macOS)の端末
調査に必要なアプリ
・Xcode → AppStoreよりインストール
Apple Configuratorでも可能です。
・WireShark → wireshark.orgよりdmgファイルを取得、インストール
dmgファイルはファイルの起動を行なうことで、pkgファイルが展開されます。
pkgファイル起動後、フローに従いインストールしてください。
■取得方法の流れ
1. MacにUSBケーブルでiOSデバイスを接続
2. 「デバイスログの取得方法」を参照し、取得準備・出力開始
3. 「パケットキャプチャの取得方法」を参照し、取得準備・キャプチャ開始
4. 不具合事象を再現
※4. の開始時刻を記録してください。
5. パケットキャプチャの停止、保存
6. デバイスログの保存
※不具合が発生する/しないパターンを取得してください。
■デバイスログの取得方法
[Xcode]の場合
1. アプリを起動後、メニューバーより[Window]-[Device and Simulators]を選択
2. 対象のデバイスを選択し、デバイスの詳細画面を表示
3. [Open Console]を選択
4. 事象再現後、出力されたログをコピーし、エディタにて保存
[Apple Configurator]の場合
1. アプリを起動後、デバイスを選択
2. [コンソール]を選択
3. 事象再現後、出力されたログをコピーし、[選択項目を保存]
■パケットキャプチャの取得方法
1. [ターミナル]アプリを起動
2. 以下のコマンドを実行
3. rvictl -s UDID
UDIDはデバイス固有のIDとなります。
Xcode (Identifier値) もしくはApple Configurator (UDID値) より確認ください。
※UUIDは小文字での入力となります。
[SUCCEEDED]および対象NICが[rviXX]として表示されます。
4. WireSharkを起動
5. 追加されたNIC[rviXX]を選択
6. キャプチャを開始
7. 事象改善後、[File]-[Save As]より保存
【注意】
1. Macは管理者権限アカウントで操作してください。
情報が出力されていない場合は管理者権限でない可能性があります。
2. iOS操作制限を行わないでください。
制限機能によりiOSデバイスが認識されていない可能性があります。
3. 情報取得中はデバイスの接続を切らないでください。
取得途中で接続を切った場合、取得情報が消去されます。