■プライマリ/レプリカ構成の場合は以下もご参照ください。
※プライマリ/レプリカという名称は、Ver9.1SP2以前ではマスタ/スレーブという名称です
バージョンアップ作業中は、異なるバージョンのフィルタリングサーバが
混在している環境になります。この状態でプライマリサーバとレプリカ
サーバの同期を実行すると、正常に同期できないおそれがあります。
下記の手順で、同期が実行できない状態にしてバージョンアップ作業を
行うことを推奨しております。
【手順】
プライマリサーバのサービスを停止してから順次レプリカサーバをバージョンアップする
(1) プライマリサーバの全サービス(管理サービス、拡張Webサービス、
フィルタリングサービス)を停止する。
(2) 一台のレプリカサーバをバージョンアップする。
(3) バージョンアップしたレプリカサーバの全サービスを起動する。
(4) 手順(2)および手順(3)を繰り返し、すべてのレプリカサーバで実施する。
(5) プライマリサーバをバージョンアップする。
(6) プライマリサーバの全サービスを起動する。
(7) すべてのサーバのデータベースダウンロードを実行する。
管理画面の[システム管理] → [ダウンロード設定]よりデータベース
ダウンロードの[更新]ボタンを押下。
<<できる限りサービスを停止せずバージョンアップを行いたい場合>>
下記の条件で一部手順でのサービス停止を省略することができます。
●前提条件
レプリカのバージョンアップ作業を含め、全てのプライマリ/レプリカが
同一バージョンになるまでは、管理画面での操作(設定変更)はしない。
【手順】
(1) 一台のレプリカサーバをバージョンアップする。
(2) バージョンアップしたレプリカサーバの全サービスを起動する。
(3) バージョンアップしたレプリカサーバのデータベースダウンロードを実行する。
プライマリサーバにて以下コマンドを実行。
<インストールディレクトリ>/bin/amsdatabase -download -target [サーバ番号] ※1
(4) 手順(1)~手順(3)を繰り返し、全てのレプリカサーバで実施する。
(5) プライマリサーバをバージョンアップする。
(6) プライマリサーバの全サービスを起動する。
(7) プライマリサーバのデータベースダウンロードを実行する。
プライマリサーバにて以下コマンドを実行。
<インストールディレクトリ>/bin/amsdatabase -download -target 0
※1 [サーバ番号] の調べ方
プライマリサーバにて下記コマンドを実行し、表示される情報の一番左に
表示される番号がサーバ番号となります。
(コマンド)
<インストールディレクトリ>/bin/amsserver
(表示例)
0 プライマリサーバ(Master) build0611 192.168.60.1 ---- running
1 レプリカサーバ1 192.168.60.2 failed starting
2 レプリカサーバ2 192.168.60.3 failed running
3 レプリカサーバ3 192.168.60.4 failed running
4 レプリカサーバ4 192.168.60.5 failed stop