InterSafe Clientのアップデート方法としては、通常の配布/アップデートに加え、遠隔地の拠点などネットワーク回線が細い場合や
大量のクライアントを一度にアップデートするのが難しい場合など、以下のような方法で実施することが可能です。
1. 準備
1-1. アップデート実施前には.Netのアップデートが必要になる場合があります。以下フォルダー下に
あるexeファイル(通常3つ)を管理者権限でインストールしてください
(インストールメディア)\InterSafe Client\Installer\x64\ISSetupPrerequisites
※ VisualC++は既に利用されているVerと同じ場合はインストールする必要はありません。利用しているVerが不明な場合はインストールして
「セットアップの変更」 -> [修復] を実施し、完了後は[再起動]ではなく[閉じる]で終了します
※ .Netはインストールすると「このコンピューターには .NET Framework 4.8 または...利用されているVerと同じ場合はインストールする必要はありません」
と表示される場合は不要です。[閉じる]で終了します
1-2. 以下ファイルをドキュメントフォルダーなど適用クライアントの任意フォルダーへコピーします
(インストールメディア)\Migration\Client\ISClient_vx.xx.xx-yyyymmddseq.zip
または、配布されたISClient_vx.xx.xx-yyyymmddseq.zip
※ x.xx.xx-yyyymmddseq はVer番号など
2. 通常アップデートを行う場合
2-1. ブラウザーよりInterSafe Manager(http://<Server Name or IP>/ISManager/faces/sysadmin.jsf)にアクセスしログイン
2-2. 環境設定 > アップデート設定 > 更新プログラム の[登録]より前項のアップデータ(zip)を登録し、[有効]にします。
2-3. 任意ユーザ/グループを選択した後、ポリシー > PC情報 の[更新プログラム] へ前述の更新プログラムを選択します。
2-4. アップデート対象のClientへログインし、タスクトレイアイコン右クリックより[ポリシー情報の更新]を押下しアップデート
ダイアログが表示されたらメッセージに沿ってアップデートを行い、PCを再起動します。
3. 手動アップデートを行う場合
[Windows キー] + R - で[ファイル名を指定して実行]を開き、以下のようなコマンドで実行します
"C:\Program Files\ALSI\InterSafe Client\SAUpdate.exe" /p=C:\Users\Public\Downloads
または
"C:\Program Files\ALSI\InterSafe Client\SAUpdate.exe" /p=C:\Users\Public\Downloads\ISClient_vx.xx.xx-yyyymmddseq.zip
※上記は1-2項のパッチファイルをC:\Users\Public\Downloadsに配置した例です
※SAUpdate.exeのコマンドラインオプションは以下の通りです。パッチ適用時にはISClientはアンロード
されますのでセキュリティリスクを最小限にするためにPC再起動にて速やかにISClientを起動させてください。
また上記理由により下記オプションには「再起動を促さず再起動もしない」パラメーターは用意されておりません
SAUpdate.exe /n
SAUpdate.exe /p=<PatchPath>
SAUpdate.exe /sp /p=<PatchPath>
SAUpdate.exe /sn /p=<PatchPath>
SAUpdate.exe /sf /p=<PatchPath>
SAUpdate.exe /sf /p=<PatchPath> /LeaveCache
SAUpdate.exe /normal /p=<PatchPath> /CheckLog
/p=PatchPath:パッチファイルパスの指定。オプション省略時は、カレントフォルダ上から自動選択
:自動選択するPatchは “ISClient_v.*.zip“ でカレントフォルダ内のみを検索する。
/n | /normal:標準モード。UI 表示あり。省略可
/s<p|n|f> :サイレントモード
:/sp アップデート結果を表示。実行前確認ダイアログなし。再起動を促すメッセージを表示
:/sn UI無し。アップデート後自動再起動
:/sf UI無し。アップデート後自動再起動。IS Client の強制ログアウト実行
/LeaveCache :オフラインログイン用キャッシュを残す
/CheckLog :旧バージョンのIS Clientログが全て送信済みかチェックする
4. パッチダウンロードを省略したアップデートを行う場合
4-1. パッチを以下クライアントフォルダー配下へ資産管理ツール等で配置します。
C:\Program Files\ALSI\InterSafe Client\UGS\ISClient_vx.xx.xx-yyyymmddseq.zip
※ x.xx.xx-yyyymmddseq はVer番号など
4-2. Manager画面よりパッチ適用を行います。
アップデートが開始されると、サーバーからパッチをダウンロードするより 前に配置した
パッチを参照してパッチ適用が行われます。配置したパッチが不正またはない場合は、通常
通りサーバーからダウンロードを行い、処理を継続します。 (前述「通常アップデート」参照)