ILPサーバー、InterSafe Clientのインストール・アップデートでエラーが発生した場合、 
該当項目に記載の対処方法にて解消するかご確認ください。 
※バージョンにより、一部表記やパスが異なります。
  ■目次 
  1.InterSafe Server 
  2.InterSafe Client 
   3.InterSafe Server、InterSafe Client共通 
 
■詳細 
  1.InterSafe Server 
   1-1.インストールメニュー実行時にスクリプトエラーが表示される場合 
     
  ダウンロードサイトからダウンロードしたzipファイルを解凍する前に「ブロックの解除」を行っていないため発生します。 
   
  1-1-1.ダウンロードしたzipファイルを右クリックし[プロパティ]を選択します。 
  1-1-2.プロパティ」画面-「全般」タブが表示されるので、[ブロックの解除]、もしくは[許可する]にチェックを入れます 
     ※ご利用OSによって、表記が異なる場合がございます。 
  1-1-3. 「プロパティ」画面-「全般」タブの[OK]をクリックします。 
   
 1-2.インストールメニュー実行時にセキュリティ強化の構成エラーが表示される場合  
   Serverマシンで 「Internet Explorer セキュリティ強化の構成」が有効になっている場合、ILPインストーラーで使用している 
  スクリプトが  ブロックされてしまいます。以下の手順で、一時的に無効にした上で、インストールしてください。 
      
   
   1-2-1.導入するServerマシン上で[Windows]キーを押しながら[R]キーを押下し 
     [ファイル名を指定して実行]-「servermanager」と入力し[Enter]  
  1-2-2.サーバーマネージャー画面で[ローカルサーバー]-[IE セキュリティ強化の構成:有効]をクリックして 
     Administrator/Userグループ双方をオフに変更し、  [OK]をクリックして設定を[無効]に変更して下さい。 
  1-2-3.インストールが完了後、上記設定を元に戻します(任意)
 
1-3.データベースコンポーネントの導入に失敗する場合 
  PostgreSQLのインストールに、以下のエラーメッセージが表示される場合  
  Windowsログオン中のユーザにインストールフォルダへの権限がないため発生します。 
   
  ※ILP v8.65以降導入の際に上記エラーとなる場合は以下FAQも併せてご確認ください。
   [ILP共通]PostgreSQLのインストールに失敗する
 
  ILPServerのインストールは、基本的に ローカルコンピュータのAdministratorユーザで実行する必要があります。  
  ドメインのAdministratorなどでインストールを行っている場合、ローカルコンピュータの 
  Administratorユーザでインストールするようにしてください。 
  ローカルコンピュータのAdministratorユーザでログインすることが難しい場合には、 
  Windowsログオン中のユーザに対して、PostgreSQLインストールフォルダへ 
  "フルコントロール権限"を付与してください。 
  1-3-1.ログオン中のユーザの確認方法
     コマンドプロンプトより "set" と入力することで確認できます。
       USERDOMAIN:ドメイン名
      USERNAME:アカウント名
  1-3-2.PostgreSQLインストール先フォルダ上で右クリックから
   【プロパティ】>【セキュリティ】タブ>【編集】>【追加】より 
   ログオン中のユーザを指定し、【OK】をクリックします。
   1-3-3.該当ユーザのアクセス許可 設定より、"フルコントロール"にチェックを入れ,【OK】をクリックします。
     
 
  ※上記でも改善しない場合は、切り分けのため、"Everyone"に対して以下のパスにフルコントロール権限を付与してご確認ください。
   ■{PostgreSQLインストール先}       
   既定では C:Program FilesPostgreSQL 
  ■{PostgreSQLインストール先}X.X 
   既定では C:Program FilesPostgreSQLX.X 
  ■{PostgreSQLインストール先}X.Xdata  
   既定では C:Program FilesPostgreSQLX.Xdata
  
1-4.ILP Databaseの作成に失敗する場合  
  「Error No:2147220991」のエラーが表示される場合、
   前段階の「データベースコンポーネントの導入」に失敗しています。
   念のため、【コントロールパネル】 >【管理ツール】>【サービス】より
   "postgresql-X.X - PostgreSQL Server X.X"が"開始"となっているかご確認ください。
 
  "開始"できない場合は導入に失敗しています。
   その場合は、PostgreSQLのアンインストール、再インストール後に
   ILP Databaseの作成メニューが実施できるかをご確認ください。
 
1-5. Apacheのインストールに失敗する場合 
      以下の画像と同様のエラーが出力される場合、後述の手順をお試しください。 
     
  1-5-1.Windows updateを実施する。 
  1-5-2.コントロールパネルの[プログラムと機能]に以下がインストールされている場合、 
     アンインストールを行う。 
     ・Microsoft Visual C++2015 Redistributable(x64) 
     ・Microsoft Visual C++2015 Redistributable(x86) 
  1-5-3.アップデートマニュアルの「Apache HTTP Server のインストール」より、 
     「Microsoft Visual C++2015」のインストール後にApacheのインストールを実施する。 
 1-6.ILPサーバーアプリケーションの有効化に失敗する場合  
  「Error No:2147220991」のエラーが表示される場合、
   前段階の「Tomcatのインストール」に失敗しています。
   念のため、【コントロールパネル】 >【管理ツール】>【サービス】より
   "Apache TomcatX.0"が"開始"となっているかご確認ください。
 
  "開始"できない場合は導入に失敗しています。
   Tomcatのアンインストール、インストール後に
   ILPサーバーアプリケーションの有効化メニューが実施できるかをご確認ください。
 
   1-7. データベースのConversionに失敗する場合 
   ・以下の画像と同様のエラーが出力される場合、テーブル情報を正しく読み取れていない可能性が 
   あります。以下FAQ「2.データベースのリストア手順」実施することで、テーブルの再作成が行えます 
   ので、手順実施後にConversionをお試しください。 
    [ILP共通]データベースのバックアップ/リストア手順
     
 ・以下の画像と同様のエラーが出力される場合、アンチウイルスソフトの影響を受けている可能性が
  考えられます。PostgreSQLをアンインストールし、アンチウイルスソフトを一時的に停止した状態で
  インストール処理(データベースコンポーネントの導入、ILP Databaseの作成)をお試しください。
  
1-8. DB Migration Toolの起動に失敗する場合
  データベースのバックアップを取得するDB Migration Toolの起動時、
  以下の画像と同様のエラーが出力される場合、旧バージョンのJava
  情報が残っている可能性が考えられます。
  v7.51以前の(インストールパッケージ)\Autorun\jdk_uninst.batの実行後に
  本ツールの起動をお試しください。
  
  ※v7.51のインストールパッケージは、InterSafe 情報漏洩対策シリーズ ダウンロード情報
   からダウンロードいただけます、必ずログイン後にアクセスをお願いいたします。
  2.InterSafe Client   
   2-1. 「    .NET Framework 4.6.2、Microsoft Visual    C++2015   」のエラーでアップデートに失敗する場合
      InterSafe Client v6.00.00~v7.51.05では、下記 2 つのソフトウェアが必要です。
    ・Microsoft Visual C++ 2015 Update 3 Redistributable Package 
     ・Microsoft .NET Framework 4.6.2
    アップデートを行う前に、上記のソフトウェアが存在しない場合、
   下図のようなメッセージを表示してアップデートに失敗します。
    
   この場合でも アップデート完了画面が表示されますが、
     アップデートは正常に行われておりませんので必要ソフトウェアを導入した後、
   再度アップデートを実施して下さい。
   上記コンポーネントは Client インストーラーに同梱しております。
   ・32bit 版
    (インストールメディア)¥InterSafeClient¥Installer¥x86¥ISSetupPrerequisites
     ⚫vc_redist.x86.exe
     ⚫ NDP462-KB3151800-x86-x64-AllOS-ENU.exe
   ・64bit 版
    (インストールメディア)¥InterSafeClient¥Installer¥x64¥ISSetupPrerequisites
     ⚫ vc_redist.x86.exe
     ⚫ vc_redist.x64.exe
     ⚫ NDP462-KB3151800-x86-x64-AllOS-ENU.exe
    参考: [ILP共通]制限ユーザ環境へInterSafe Clientをインストールする 
   2-2. 「    .NET Framework 4.8、Microsoft Visual    C++2015-2019   」のエラーでアップデートに失敗する場合
   InterSafe Clientでは、下記 2 つのソフトウェアが必要です。
   <v7.60.00以降の場合>
   ・Microsoft Visual C++ 2015-2019 Redistributable Package 14.28.29910 以降
   ・Microsoft .NET Framework 4.8
   <v8.00.00以降の場合>
   ・Microsoft Visual C++ 2015-2019 Redistributable Package 14.29.30135 以降
   ・Microsoft .NET Framework 4.8
   <v8.60.00以降の場合>
   ・Microsoft Visual C++ 2015-2022 Redistributable Package 14.38.33130 以降
   ・Microsoft .NET Framework 4.8
 
     アップデートを行う前に、上記のソフトウェアが存在しない場合、   
  下図のようなメッセージを表示してアップデートに失敗します。
    
   この場合でも アップデート完了画面が表示されますが、
     アップデートは正常に行われておりませんので必要ソフトウェアを導入した後、
   再度アップデートを実施して下さい。
   上記コンポーネントは Client インストーラーに同梱しております。
   ・32bit 版
    (インストールメディア)¥InterSafeClient¥Installer¥x86¥ISSetupPrerequisites
     ⚫ vc_redist.x86.exe
     ⚫ ndp48-x86-x64-allos-enu.exe
   ・64bit 版
    (インストールメディア)¥InterSafeClient¥Installer¥x64¥ISSetupPrerequisites
     ⚫ vc_redist.x86.exe
     ⚫ vc_redist.x64.exe
     ⚫ ndp48-x86-x64-allos-enu.exe 
   参考: [ILP共通]制限ユーザ環境へInterSafe Clientをインストールする  
  2-3.「サーバーの接続情報が正しくありません。(code=200)」のエラーでインストールに失敗する場合 
   以下のメッセージが表示されInterSafeClientのインストールが中断される場合は、
  設定ファイル(ServerSetting.cfg)を作成し、インストーラの下記フォルダーにコピーしインストールしてください。
   (インストールメディア)¥InterSafe Client¥Installer¥x64¥Common¥AppData¥ALSI¥ISC¥System
 
  -------------------------------------
  [InterSafe Client のInstaller 情報]
  インストールを中止します。
  サーバーの接続情報が正しくありません。
  システム管理者に問い合わせて下さい。
  (code=200)
  ------------------------------------- 
  2-4.アップデートに失敗する場合
 (メッセージ例:アップデートに失敗しました/アップデート対象はありません)
 ・サーバー接続設定の確認
  InterSafe Managerの環境設定 > システム設定 > サーバー接続設定
  より、InterSafe UpdateServerの接続先をご確認ください。 
  クライアントから接続、名前解決できていない場合は
  上記のUpdateServerの設定を変更し、アップデートが
  正常におこなえるかご確認お願いいたします。
 ・手動アップデート 
  配信プログラムのダウンロードに失敗している場合は、
  予め配信プログラムをローカル環境に配置することで
  事象が解消する可能性がございます。
  (手順) 
   [ILP共通]遠隔拠点におけるアップデート方法 
  1. パッチダウンロードを省略したアップデート(v5.10.06以降)
 ・更新プログラムの再ダウンロード、再登録
  配信アップデート、手動アップデートいずれも実施できない場合
  更新プログラムに問題がある可能性がございます。
  以下の製品ダウンロードページより、再度更新プログラムを
  ダウンロードし、InterSafe Managerに再登録した状態で
  事象が解消するか、ご確認お願いいたします。 
  情報漏洩対策シリーズ InterSafe ILP各製品プログラムダウンロード
  ※ログイン状態でアクセスをお願いいたします。
   最新版の場合「InterSafe Clinetアップデートパッチ」リンクから
   それ以外のバージョンでは、「全プログラム・マニュアル」リンクから
   ダウンロードいただけます。
2-5.スタンドアロンツールを使用したインストールに失敗する
 兼職ユーザーを選択し、Exportしたポリシーを用いてインストールを行うと
 以下メッセージが表示され、インストールに失敗します。
 「ウィザードは、InterSafe Clinetのインストールを完了する前に中断されました。
  システムの状態は変更されていません。改めてインストールする場合は、
  再度セットアップを実行してください。」
  
  以下の手順を実施いただき、正常にインストールできるかをご確認ください。
  ■手順
  1.InterSafe Clientのインストールを試行した環境から
   C:\ProgramData\ALSI内のPolicyData.zipおよび展開されたフォルダを削除する
  2.ILPServerTool.exeを実行し、上記で記載した兼職ユーザーを選択しないでExportする
   ※InterSafe Manager上で兼職が解除されていれば、ILPServerTool.exe実行時に兼職ユーザーは表示されません。
    下記のように主務/兼職が設定されている場合は、兼職設定しているユーザーのチェックを外してください。
     User Nama/Group Name 
     山田太郎/営業1課 主務
     山田太郎/営業2課 兼職 →チェックを外す
    
  3.手順2で生成されたPolicyData.zipをインストーラーに組み込み、再度、InterSafe Clientのインストールを実施する
 「主務/兼職」につきましては、WorkFlow機能内で、複数グループ間の申請/承認が実施できることを目的としております。
 スタンドアロン環境の場合、FLの申請/承認機能はご利用になれない機能ですので、
 兼務については解除いただいても、機能上問題ございません。
2-6.手動アップデートの実行に失敗する場合
 手動アップデート(SAUpdate)を資産管理ソフトなどを利用してコマンド実行する際に、
 実行のタイミングがPC起動直後、InterSafe Clientのプロセス(IIBSCommEx.exe)の起動より早い場合、
 InterSafeClient側の準備ができていないため、手動アップデートに失敗します。
 手動アップデートの実行タイミングがInterSafeClientログイン後になるように処理タイミングを
 遅らせるなどの対応をお願いいたします。
  3.InterSafe Server、InterSafe Client共通 
      3-1. 「Microsoft Visual C++2015」のインストールに失敗する場合
      「  0x80070666-別のバージョンの製品が既にインストールされています 」のエラーが出力される場合、  
  「Microsoft Visual C++2017」のアンインストール後に「Microsoft Visual C++2015」のインストールを 
  お試しください。インストール完了後は、「Microsoft Visual C++2017」を再度インストールください。