ディスク領域不足により、ログの取り込みに失敗した場合
もしくは、ログ取り込みによりディスクフルとなってしまった場合には
・管理画面にログインができない
・ログの取り込みが実施されない
・ログデータの手動削除ができない
など、LogDirectorが正常に動作しなくなる可能性があります。
本現象が発生した場合、以下の手順を実施し、ディスク領域の
開放を行ってください。
下記の方法でもLogDirectorが正常に動作しない、内容がよく分からない場合は
LogDirectorのアンインストール、再インストールを行ってください。
LogDirectorのアンインストールにより、使用していたディスク領域は全て解放されます。
その後、LogDirectorを再インストールすると、LogDirectorは正常に動作するようになり、
ログの取り込みも出来るようになります。
※下記の方法はPostgreSQLのコマンド操作となりますので、サポート外となります。
Linux、PostgreSQLの知識に精通した方以外は、実施しないでください。
※PostgreSQLのコマンド操作を行うことにより、CPUが高負荷状態となります。
※LogDirectorのデータベースのサイズやサーバの処理能力によっては、操作完了まで長時間を
要することがあります。半日以上要する場合もあります。
【VACUUMFULLによるディスク領域の解放】
- ●VACUUMFULLの実行方法
- コマンド操作例)
- <LogDirectorインストールディレクトリ>/db/bin/vacuumdb -f -U postgres -z -d isld
- パスワード入力を求められますので、パスワードを入力し、[Enter]を押下します。
※postgresのパスワードはお問い合わせください。
※ディスク容量不足の場合、コマンド操作が失敗する場合があります。
その場合は不要なファイルを削除して、空き容量を確保してからコマンド操作を
行ってください。
【TRUNCATEによるディスク領域の解放】
TRUNCATEで、テーブル(月単位)内のデータを削除することによりディスク領域が解放されます。
- ●TRUNCATEの実行方法
- 予め、管理画面の[データ管理]-[手動削除メニューへ]にて、削除対象とする月のログデータを全て削除します。
削除後、TRUNCATEを実行します。
コマンド操作例)
- <LogDirectorインストールディレクトリ>/db/bin/psql -U postgres -d isld -c "TRUNCATE TABLE logtable_*_YYYY_MM;"
- パスワード入力を求められますので、パスワードを入力し、[Enter]を押下します。
- コマンド末尾の「logtable_*_YYYY_MM」の部分は、TRUNCATEの対象のテーブル名です。
*:ユニット番号
YYYY:年
MM:月
ユニット番号は、LDインストール後、ユニットを作成した回数になります。
ユニット作成、ユニットの削除、作成を繰り返した場合、作成した分だけ、数字が増えます。1回目であれば「1」です。
例えば、ユニット作成は1回目で、2013年1月のデータを削除したい場合は、以下のコマンドになります。
コマンド操作例)
- <LogDirectorインストールディレクトリ>/db/bin/psql -U postgres -d isld -c "TRUNCATE TABLE logtable_1_2013_01;"
- パスワード入力を求められますので、パスワードを入力し、[Enter]を押下します。
- 実行後、空き領域が増加しているか確認します。
- ●ユニットを作成した回数を確認する方法
1)PostgreSQLにログインします。
コマンド操作例)
- <LogDirectorインストールディレクトリ>/db/bin/psql -U postgres -d isld -c "\d"
- パスワード入力を求められますので、パスワードを入力し、[Enter]を押下します。
2)表示された結果から、「logtable_*_YYYY_MM」のテーブル名を確認します。
表示結果の例)
- public | logtable_2_2013_07 | table | lduser
- その内、ユニット番号(*)が一番大きいものが、現在のユニット番号に
なりますので、TRUNCATEのテーブル名のユニット番号に指定します。