SDサーバー、管理コンソール端末のIPアドレスを変更した際は以下の順に設定を変更してください。
■ SDサーバー のIPアドレスを変更した場合
1. セキュアデバイスの通信先サーバー設定(Professional 版のみ)
『サーバー設定』では作成するセキュアデバイスが、
ホスト PC を通じてサーバーと通信するための情報を設定します。
1-1. 管理コンソールの環境設定 > サーバー設定 > マスターサーバー(設定)より、
SD サーバーの IP アドレス、ポート番号を設定し、[適用]をクリックします。
1-2. ログ受信サービス、ホスト PC 登録サービス、ファイル一覧受信サービスが
「稼働中」になったら完了です。
※注意事項
・セキュアデバイスは、本設定で設定された「接続先 IP アドレス」に対して通信を行いますので、
「localhost」や「127.0.0.1」は設定しないでください。
・ 運用途中で変更した場合、セキュアデバイスを再作成する必要がありますのでご注意ください。
2. 管理コンソールの接続先を変更する
管理コンソールログイン時にデータベースが存在するPCに接続を行います。
2-1. メモ帳を起動し、[ファイル]-[開く]をクリックし、ファイル名横のリストを
「すべてのファイル」を選択します
2-2. 管理コンソールのインストール先フォルダの「SDConsole.exe.config」を開きます
2-3. 「server=」に接続先の IP アドレスまたはホスト名を記載して、保存します。
2-4. 再度、管理コンソールを起動して接続を行ってください。
※注意事項
・UAC が有効な環境では、メモ帳を起動する際に右クリックから
「管理者として実行」を選択して起動してください。
■ 管理コンソール端末 IPアドレスを変更した場合
データベースコンポーネントを導入したPCとは別のPCに管理コンソールを導入し、
運用する場合に必要なACL(アクセスコントロール)設定になります。
管理コンソール端末のIPアドレスを変更した場合も必要な設定となります。
尚、本設定は後からでも実施可能で、設定はデータベースコンポーネントを導入した
PC に対し行います。
1. C:\Program Files\PostgreSQL\9.2\data フォルダにある pg_hba.conf を開きます。
2. 許可する IP アドレスとサブネットマスクの短縮表現で記述します。
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# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 md5
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↓↓↓
----------------------------------------------------------------------------
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 md5
host all all 192.168.1.11/32 md5
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3. 設定を有効にする為、postgreSQL のサービスを再起動します。
「スタート」-「設定」-「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」
を選択し、「postgresql-9.2」のサービスを再起動してください。
尚、詳細については、「インストールマニュアル(InstallManual.pdf)」の以下項目をご参照下さい。
・PostgreSQLクライアント認証 設定 ファイル (pg_hba.conf)
・SD サーバ設定 (Professional版)
・管理コンソールの接続先を変更する