InterSafe IRM から FileProtection(FP)へのバージョンアップ、ファイル移行は以下の手順にてご対応ください。
詳細な設定方法は、
各マニュアルをご参照ください。(記載の項番はマニュアルVerにより変更になる場合があります)
※必ずお読みください※ ・v8.6以降のInterSafe Serverでは、IRMの機能が無効化されています。InterSafe Client バージョンに関係なく FP変換機能含めIRM関連機能はご利用になれませんのでご注意ください
・FP移行前に検証環境等にて、移行手順やFP移行後の動作を検証いただくようお願いいたします。 検証環境の構築は、以下FAQサイトの「1. 同じバージョンのまま、新サーバーへ移行する場合」をご参照ください。 [ILP共通] ILPServer のサーバー移行手順 (事前検証の例) - InterSafe Clientにログインできること - 平文、暗号化ファイルがローカル環境で閲覧、編集できること - 平文、暗号化ファイルがファイルサーバー環境で、閲覧、編集できること - 同居アプリが正常に動作すること ※その他、環境及び運用に合わせてご確認ください。 特にNW上のファイル利用時などは遅延が発生するなどの事象が確認されております。 以下ご使用上の注意をご確認の上、環境に合わせて動作確認を行ってください。 2-5. InterSafe IRM/FP(FileProtection)
・IRMからFPのファイル移行機能は、v6.50~v8.20.04のInterSafe Server、InterSafe Clientでご利用いただけますが、 OS対応や各種修正が入っているため、v8.20.04へのアップデートにご協力お願いいたします。
・FPとウイルスバスターの同居環境で、Windowsにログインできない問題等が発生しております。 詳細および、対処方法については、以下FAQサイトをご参照ください。 [IRM/FP](重要)ウイルスバスターとの同居環境で発生する問題について
・複数のInterSafe ServerでIRMをご利用いただいている等、特殊な環境でご利用いただいている場合には あらかじめお問合せフォームより、弊社サポートにご相談ください。
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1.各プログラムのアップデート
1-1.ILP Server アップデート [アップデートマニュアル 2. ILP Serverのアップデート]
1-1-1. 旧バージョン設定情報のバックアップ/退避
1-1-2. 既存データベースのバックアップ
1-1-3. 旧バージョンプログラムのアンインストール
1-1-4. 新バージョンプログラムのインストール
1-1-5. 旧バージョン設定内容の新バージョン反映
1-1-6. データベースのマイグレーション
1-2.InterSafe Client アップデート [
3. InterSafe Clientのアップデート]
1-2-1. InterSafe Managerへ更新プログラムファイルの登録
1-2-2. アップデート対象のグループ/ユーザーへのアップデート設定
1-2-3. ユーザー ログイン後の自動配信、または、タスクトレイメニューから手動アップデート
※手動アップデートも可能です。詳細は、以下のマニュアルをご参照ください。
[
アップデートマニュアル 3-2. 手動アップデートツールでのInterSafe Clientアップデートの流れ]
1-3.ユーザー連携ツール アップデート [
アップデートマニュアル 5. ユーザー連携ツールのアップデート]
1-3-1. 既存環境 設定ファイル/ログフォルダ等のバックアップ
1-3-2. 旧バージョンプログラムのアンインストール
1-3-3. 新バージョンプログラムのインストール
1-3-4. 設定ファイル/ログフォルダ等の上書き
1-3-5. 接続テスト、設定保存
※ 必ずILP Serverをバージョンアップしてから、クライアントをアップデートする必要があります。
※ ILP Serverバージョン≧InterSafe Clientバージョン の状態であれば、サーバーとクライアントは接続可能です。
※その他のよくある質問は、
[ILP共通]バージョンアップについてをご参照ください。
2.FileProtection移行設定
2-1.FileProtection ライセンス追加
[
InterSafe Manager操作マニュアル 2-7-1-6. ライセンス設定]
→FPの設定を表示させるため、まずライセンスを追加します。
※FPライセンスを登録しても、表示上はIRMは「有効」のままですが、Ver6.x以降のクライ
アントではIRM機能はご利用になれません。(Ver5.xクライアントはFP機能がないため
IRM機能は有効のままになります)
※FPライセンスを登録後、FP機能を1度も有効化していない状態の場合でも、
v6以降のクライアントはOS再起動後、IRM機能をご利用になれません。
※オフライン環境でバッチファイルを利用してライセンス追加する場合は、IRMのライセンス
を削除しないようご注意ください。
2-2.環境設定(ファイル暗号設定(FP))
[
InterSafe Manager操作マニュアル 2-7-6. ファイル暗号設定(FP)]
→ユーザー属性・対象アプリの追加、リカバリー・自動暗号化フォルダーの設定をします。
2-3.テンプレート(ファイル暗号(FP))設定
[
InterSafe Manager操作マニュアル 2-4-3. ファイル暗号(FP)]
→テンプレートを作成します。
2-4.ログポリシー(ファイル暗号(FP))設定
[
InterSafe Manager操作マニュアル 2-5-2. ログポリシー]
→ファイル暗号ログ(FP)取得の有無を設定するをご参照ください。
FP関連のログ取得設定をします。
2-5.グループ/ユーザーへのポリシー(ファイル暗号(FP))設定
[
InterSafe Manager操作マニュアル 2-3-8-1. 基本設定]
→ユーザー属性やデフォルトテンプレートの設定をします。
※FPの設定が完了していないため、この時点ではファイル暗号機能を有効(On)に設定せず
手順2-8で有効化してください。
2-6.暗号化ファイル 移行設定
[
InterSafe Manager操作マニュアル 2-7-5-4. セキュアファイル移行設定]
→IRMの各テンプレートに対応するFPのテンプレートを設定します。
2-7.IRM グループ/ユーザーへのファイル暗号化機能の無効化
[
InterSafe Manager操作マニュアル 2-3-7-1. 基本設定]
→IRMのファイル暗号化機能を無効化(Off)します。
※IRMをOffにすると、IRMで暗号化されたファイルは閲覧できなくなります。
※再起動を促すメッセージが表示されます。
2-8.FileProtection グループ/ユーザーへのファイル暗号化機能の有効化
[
InterSafe Manager操作マニュアル 2-3-8-1. 基本設定]
→FPのファイル暗号化機能を有効化(On)します。
ポリシー適用後、PCを再起動するとFileProtectionが有効になります。
※再起動を促すメッセージが表示されます。
[その他]
手順「2-7.IRM グループ/ユーザーへのファイル暗号化機能の無効化」は
省略していただいても問題ございません。
※IRM On/Offに関係なくIRMが使用できなくなるため、Offに変更いただくよう記載しております。
ただしFPのポリシーを適用後、IRMの無効化、FPの有効化に伴い、
2度再起動が必要であることに変更はございません。
3.自動暗号化フォルダー導入、設定 自動暗号化フォルダ(有償オプション)をご利用のお客様は、暗号化ファイルの自動一括変換を行うことが可能です。
3-1.自動暗号化フォルダー プログラムファイル解凍・配置、またはバージョンアップ
<インストール>
[
FP 自動暗号化フォルダー利用マニュアル 2-1. インストール、実行手順]
前提条件 ~必要となるファイルの解凍、配置
<バージョンアップ>
[
FP 自動暗号化フォルダー利用マニュアル 3. バージョンアップ手順]
3-2.設定ファイル編集(変換設定)
[
InterSafe FP 自動暗号化フォルダー利用マニュアル 設定ファイル(FPAutoCrypt.xml)の編集]
設定ファイル(FPAutoCrypt.xml)の編集 ~ FPAutoCryptサービスのインストール
(変換対象フォルダーの指定して、<ConvertFromIRM>タグを追加)
3-3.「ISFPAutoCrypt」サービスの再起動
([サービス]の一覧より「ISFPAutoCrypt」サービスを再起動)
4.暗号ファイルの変換
4-1.暗号化ファイル自動一括変換(IRM→FileProtection)
前項のツールでファイルサーバ上の暗号化ファイルを変換します。
4-2.暗号化ファイル手動変換(IRM→FileProtection) フォルダーを選択し右クリックメニューより「[IRM=>FP]セキュアファイル変換」で変換します。
5.その他・注意事項〇IRM→FP移行の際に、資産管理ツールの設定移行は不要ですが、
資産管理ツール以外の移行設定について、 ご不明点がございましたらご相談ください。
〇変換に失敗するファイルについて
・IRMクリーンナップ処理状態のファイル
IRMは暗号化ファイル保存時の後処理として、ファイル中の不要な領域を削除、整理するクリーンナップ処理を実施しています。
2-5-11. 暗号化ファイルのファイル容量の増加について(IRMのみ) この処理が終わっていない状態のIRMファイルは、FPファイルに変換することができないため
IRMクライアントで、一度閲覧・復号化いただくようお願いいたします。
(出力されるエラーログ)
InterSafe ClientのFP変換 :処理失敗0x8000000A(この操作を完了するために必要なデータは、まだ利用できません。
自動暗号化フォルダのFP変換 :この操作を完了するために必要なデータは、まだ利用できません。
・テンポラリ(一時ファイル)属性のファイル
テンポラリ(一時ファイル)属性のファイルは、暗号化対象ではないため変換対象となりません。
変換する場合は、ファイル属性を変更の上、FP変換いただくようお願いいたします。
(例)PowerShellで対象のファイルをArchie属性のみに変更する
1.ファイル属性を変更する
以下のコマンドを実行し、属性を変更する
Set-ItemProperty "C:\test\test.xlsx" -name attributes -value "Archive"
2.ファイル属性を確認する
以下のコマンドを実行し、左側Modeがaであることを確認する
Get-ItemProperty "C:\test\test.xlsx"
(出力されるエラーログ)
InterSafe ClientのFP変換 :処理対象となるファイルが選択されていません
※IRM/FPでは、以下のファイル属性は暗号化対象となりませんのでご注意ください。
隠し属性、ディレクトリ(フォルダー)属性、デバイス属性、オフライン属性、
リパースポイント、スパースファイル、テンポラリ(一時ファイル)属性、システム属性
〇Officeファイルを開くのに時間がかかる場合の対処方法について
ver7以降のInterSafe Clientでは暗号化ファイルの有効期限機能修正のため、
Officeを起動する際にFile Protectionのアドインを読み込んでおります。
File Protectionの「有効期限機能」を利用されていない場合は、
該当のアドインを無効化し、ご利用いただくことが可能です。
※「有効期限機能」に関しては、InterSafe Client 操作マニュアル「3-6.セキュアファイルの有効期限変更」をご参照ください。
無効化の手順につきましては、恐れ入りますが弊社サポートまでお問い合わせください。