機能の概要
特定ネットワーク内でのみInterSafe GatewayConnectionのフィルタリング機能を一時停止させる機能が、フィルタリングキャンセラです。
社内や校内などのネットワーク内に既に設置されたプロキシサーバでフィルタリングを実施している場合、 クライアント端末にISGC Agentを導入すると、フィルタリングが二重に行われます。 こうした環境でISGC Agentでのフィルタリングを一時停止したい場合に、本機能を利用します。
対象の製品
- ISGC Agent (Windows)
- ISGC Agent (Chrome)
- ISGC assist (iOS/iPadOS)
動作の概要
本機能は以下の通り動作します。
- ISGCがフィルタリングキャンセルURLにアクセスする。
- フィルタリングキャンセラ用HTMLファイルを取得する。
- ISGCが一時停止する。
フィルタリングキャンセラの導入と設定
以下の手順で、導入および設定を行います。
- 社内もしくは校内にWebサーバを用意します。
- ユーザー様専用ダウンロードサイトより、フィルタリングキャンセラ用HTMLファイル ‘cancelurl.html’ を入手します。
- HTMLファイルを、用意したWebサーバに配置します。
- ISGC管理画面にて設定を行います。 アプリポリシー設定 > 共通設定 > フィルタリングキャンセルURL にHTMLファイルを取得できるURL(例:
http://192.168.100.1/cancelurl.html
)を指定します。
クライアント端末に設定が反映された後、フィルタリングキャンセラ機能が利用可能です。
注意事項
- アクセス先のURLでは、Web認証が行われないようにしてください。
- HTMLファイルの内容は編集しないでください。
- フィルタリングキャンセラを導入する場合、ISGC Agentを導入した端末と同一ネットワークに配置する必要はありません。 アクセスが可能であれば、異なるネットワーク環境のWebサーバに配置することができます。
- ISGC assistの場合は、 フィルタリングキャンセルURL のみではなく フィルタリングキャンセル代替プロキシ を用意、指定する必要があります。
- ISGC assistの場合は、HTMLファイルを配置するWebサーバでは、レスポンスを不定長で返さないようWebサーバ側で設定を行なってください。
例えばWebサーバでApacheをご利用の場合はApacheの拡張機能を利用しない事で対応可能です。またhtml拡張子のファイルをApacheの拡張機能の実行対象から外してください。