1. 概要
ファイル転送に失敗する場合は以下ケースに該当していないかご確認いただき、
対処方法を実施してください。
2. 考えられるケース
ケース1. ブロック理由「Exceeded Archive File Number」と表示される場合
無害化ログを確認した際に 「ブロック理由: Exceeded Archive File Number」と表示される場合、
InterSafe FileSanitizerが扱えるアーカイブファイル数の上限を超えている可能性があります。
以下手順にて、アーカイブファイル数の上限値を増やしてください。
■無害化ログ確認方法
InterSafe ILPWeb > 申請履歴 > 無害化
■対処方法
InterSafe FileSanitizerの管理画面 ≻ Workflow Management > Workflows > (ルール) > Archive
> Process > Max number of files extracted
※デフォルト値は200です。一旦、倍にして様子を見ながら徐々に値を大きくするなど、ご利用環境に合わせて対応をお願いします。
(参考情報)
OPSWAT社 MetaDefender Core Documentationより
https://docs.opswat.com/mdcore/knowledge-base/my-scans-keep-failing-due-to-an-exceeded-archive-file-number--hoケース2. Deep CDR「Sanitization Timed Out」と表示される場合
無害化ログを確認した際に「DeepCDR: Sanitization Timed Out」と表示される場合、
InterSafe FileSanitizerの処理にてタイムアウトが発生している可能性がございます。
以下手順にて、タイムアウト値の上限値を伸ばしてください。
■無害化ログ確認方法
InterSafe ILPWeb > 申請履歴 > 無害化
■対処方法
InterSafe FileSanitizerの管理画面 > Workflow Management > Workflows > (ルール) > Deep CDR > Timeouts > Deep CDR
※デフォルト値は5分です。一旦、倍にして様子を見ながら徐々に値を大きくするなど、ご利用環境に合わせて対応をお願いします。
(参考情報)
OPSWAT社 MetaDefender Core Documentationより
https://docs.opswat.com/mdcore/knowledge-base/how-can-i-change-metadefender-core-deep-cdr-s-timeout-settings-
ケース3. Deep CDRの項目が空白で表示される場合①
無害化ログを確認した際に、DeepCDRの項目が空白で表示される場合、
InterSafe FileSanitizerでサポートされていない拡張子のファイル(例:EXE)を転送している可能性がございます。
■無害化ログ確認方法
InterSafe ILPWeb > 申請履歴 > 無害化
■対処方法
サポートされていない拡張子については自動承認ができないため、
申請画面より再申請いただき、承認者にてファイル転送の承認可否を確認いただくようお願いいたします。
なお、FileSanitizerでサポートされているファイル拡張子一覧については以下サイトをご確認ください。
(参考情報)
OPSWAT社 MetaDefender Core Documentationより
https://docs.opswat.com/mdcore/deep-cdr ※「Supported File Types」をご参照ください。
ケース4. Deep CDRの項目が空白で表示される場合②
無害化ログを確認した際に、DeepCDRの項目が空白で表示される場合、InterSafe FileSanitizerのDeepCDRの設定が有効化されていない可能性がございます。
DeepCDRはデフォルト値が「disable」のため、ご利用いただく場合は「Enable」に変更し、「Enable for filetypes(無害化対象拡張子)」を設定してください。
■無害化ログ確認方法
InterSafe ILPWeb > 申請履歴 > 無害化
■対処方法
InterSafe FileSanitizerの管理画面 > Workflow Management > Workflows > (ルール) > Deep CDR を
「disable」から「Enable」に変更後、「Enable for filetypes」を選択し、設定を保存する。
ケース5. ZIPファイルの転送に失敗する場合
ZIPファイルの転送時にDeepCDRの項目が空白で表示される場合、InterSafe FileSanitizerのCompressionの設定が有効化されていない可能性がございます。
ZIPファイルの転送を実施する場合はCompressionの設定を有効化して、ご利用ください。
■無害化ログ確認方法
InterSafe ILPWeb > 申請履歴 > 無害化
■対処方法
InterSafe FileSanitizerの管理画面 > Workflow Management > Workflows > (ルール) > Compression > Archive sanitization の
「Enable archive sanitization」にチェックを入れ、「Enable for archive compression filetypes」を選択し、設定を保存する。