■発生事象
HTTPSデコード有効時、Google検索結果ページの縦3点リーダーやプルダウンボタンなど
一部項目をクリックしても反応せず、動作しない事象が発生することがあります。
▼縦3点リーダー
▼プルダウンボタン
■事象発生原因
InterSafe WebFilterが処理可能なリクエストラインの長さは、デフォルト値で2048(Byte)が
最大値として設定されていますが、3点リーダーなどの該当項目クリック時にはこのサイズを
超えたリクエストが発生するため、本事象の原因となります。
■回避方法
InterSafe WebFilterが処理可能なリクエストラインの長さを設定するキー
「MAX_LINE_SIZE」の値を増加させることで、事象の回避が可能です。
設定値変更方法の詳細は以下の通りです。
・変更するファイル
<intersafe導入ディレクトリ>/conf/sys/system.inf
・変更箇所
[PROXY_CFG]セクションへ、以下を追記します。
MAX_LINE_SIZE=8192
※MAX_LINE_SIZE=4096では解消されないことが報告されておりますので、4096byte以上に
設定してください。
※デフォルトの設定値(未記載の場合)は 2048 です。
※上記のキーは初期状態では記載されておりません。追記をお願いいたします。
※変更後は設定反映のため、InterSafe WebFilterのフィルタリングサービスを再起動してください。
<プライマリ/レプリカ構成の場合>
上記の設定をレプリカサーバへ反映させるには、以下の同期コマンドをプライマリサーバ上で
実行してください。
同期コマンド <intersafe導入ディレクトリ>/bin/amsdata -sys
コマンドの実行後、レプリカサーバのフィルタリングサービスを再起動してください。
※MAX_LINE_SIZEを増加した場合、これまでエラーで処理されていなかったリクエストが
処理されるようになりますので、物理メモリの使用量及びCPU使用率が、多少増加する
可能性はございますが、極端な増加はございません。
※プライマリ/レプリカという名称は、Ver9.1SP2以前ではマスタ/スレーブという名称です。