STEP2:手当の支給条件を設定
役職や出張先等により手当の支給金額が変更になる場合の条件を設定します。
ここでは以下のような規定を例に設定方法を説明します。

出張日当のマトリクス表を条件に沿って文書化します。
手当明細設定の事前準備として、自社の規定をマトリクス表および文書化する手順については以下参照ください。
※「[BZ]手当計算設定方法解説①ー事前情報整理について」参照
https://alsifaq.dga.jp/faq_detail.html?id=6529&category=&page=1
【文書化】
(出張種別:日帰り)
①申請者の役職が「役員」の場合 かつ 出張種別が「日帰り」の場合は「2,000円」
②申請者の役職が「部長」の場合 かつ 出張種別が「日帰り」の場合は「1,500円」
③申請者の役職が「一般」の場合 かつ 出張種別が「日帰り」の場合は「1,000円」
(出張種別:宿泊)
④申請者の役職が「役員」の場合 かつ 出張種別が「宿泊有」の場合は(1日あたりの日当)「2,500円」
⑤申請者の役職が「部長」の場合 かつ 出張種別が「宿泊有」の場合は(1日あたりの日当)「2,000円」
⑥申請者の役職が「一般」の場合 かつ 出張種別が「宿泊有」の場合は(1日あたりの日当)「1,500円」
ここでは、【文書化】①の内容を例に以下手順に沿って手当計算式に設定します。
①申請者の役職 が 「役員」の場合 かつ 出張種別が「日帰り」の場合は「2,000円」
<手順1>
条件分岐の有無を選択します。
今回の例では、役職により金額が異なる設定を実施するため「条件分岐を含む」を選択します。
※条件に関わらず同じ計算式を利用する場合には、「条件分岐なし」を選択します
<手順2>
これから設定する条件に対して「すべてに一致する場合」に計算式を適用させるか、「いずれかに一致する場合」に計算式を適用させるかを選択します。
※複数の条件が必要となる場合に検討を実施します、単一の条件の場合には「以下の条件のすべてに一致する場合」を選択ください
今回の例では、「以下の条件のすべてに一致する場合」を選択します

<手順3>
分岐条件にマスタや項目を使うか・計算式を設定して利用するかを選択します。
今回は役職により日当が分かれるため「申請内容を条件に使用する」を選択します。
<手順4>
条件内容を設定します。
今回の例では、役職および日帰り・宿泊(出張期間)により金額計算される条件を設定します。
【条件1】
はじめに、条件項目に役職を選択し、「判定方法」と「条件項目の値」を設定します。

上記入力後、条件項目に日帰り・宿泊(出張期間)の条件も設定するため、「+条件追加」ボタンをクリックします。
2つ目の条件設定ができる項目が表示されますので、日帰り・宿泊(出張期間)の条件を設定します。

【条件2】
次に、条件項目に出張期間を選択し、「判定方法」と「条件項目の値」を設定します。
本例では、「日帰り」か「宿泊」かについて、条件項目「出張期間・日数(土・日・祝日を含む)」が「1日」か「2日以上」かで判断します。
STEP3:手当金額の計算式を設定
条件により金額が変更となる場合の計算式を設定します
ここでは、例としてSTEP2で【文書化】①の計算式を設定します。
手順1~4で入力した条件に合致した場合に、支給する手当(日当)の金額計算式を設定します。
今回の例(文書化①)では、日帰り(出張期間1日)の手当は2000円となるため、以下のように計算式を入力します。
(1)「+手当項目を追加する」ボタンから「出張期間・日数(土・日・祝日を含む)」を選択します。
(2) 「数式」の「*」を選択します。
(3) 日帰り手当金額の「2000」を入力し、「数値を追加」をクリックします。
※数値を追加をクリックすることで、計算式(赤枠)に数値が反映されます
(4) 計算式入力後、「確定」ボタンをクリックします。
ここまでの設定でSTEP2で【文書化】した①の設定が完了となります。
同様の方法で【文書化】②~⑥について条件項目、計算式の設定を実施します。
他の条件分岐(文書化②~⑥)を追加する場合には、計算式入力後に表示される「+条件分岐を追加」を実行します。
また、各条件、計算式入力後、画面下部に「上記のいずれにも一致しない場合」の設定項目があります。
ここには、設定した条件のいずれにも一致しないパターンが発生した場合の計算式を入力します。
今回の例では、いずれにも一致しない場合には日当無しとし、0円を設定します。
※必要に応じて社内規定に沿った金額設定の実施をお願いします。