InterSafe WebFilterとWebサイトとの通信において、大きなサイズのファイルを
アップロードした場合、通信が途中で無通信状態になる場合があります。
InterSafe WebFilterでは、接続先から応答がない(無通信)状態になると、タイムアウトの
カウントが始まり、設定しているタイムアウト値を経過すると、「504 Gateway timeout」が
発生します。
504エラーが発生する場合は、設定しているタイムアウト値を増加させて、問題が回避出来るか
どうかをご確認ください。
InterSafe WebFilterでは、通信のタイムアウト値と独立してHTTPボディ部分のデータ通信
タイムアウトが設定可能です。HTTPボディ部分のデータ通信タイムアウトは、[DATATIMEOUT]
キーで設定します。
【設定手順】
通信のタイムアウト値は、管理画面および設定ファイルから設定します。
■管理画面から変更を行う場合
[サーバ管理] > [サーバ設定]
※対象サーバ欄の右端にある「選択」ボタンを押します
□設定可能な項目
フィルタリングサービス共通設定
・サーバ接続タイムアウト値
・クライアント接続タイムアウト値
・HTTPS通信タイムアウト値
※管理画面からは、HTTPボディ部分のデータ通信タイムアウト値は設定が行えません。
設定を変更する場合は、設定ファイルでの変更を行ってください。
■設定ファイルから変更を行う場合
□設定ファイル保存先(初期値)
<インストールディレクトリ>/conf/proxy.inf
□編集項目(該当項目抜粋)
[CONNECTION_CFG]
SERVER_TIMEOUT=60000
CLIENT_TIMEOUT=60000
DATATUNNEL_TIMEOUT=90000
DATATIMEOUT=60000
※ [DATATUNNEL_TIMEOUT]は、Ver8.5 SP1以降の製品で設定が可能です。
proxy.inf の編集後は、設定を反映するため、InterSafe WebFilterの全サービス再起動を
行ってください。
■各タイムアウトキーの説明
・SERVER_TIMEOUT (サーバ接続タイムアウト値)
InterSafe WebFilterとWebサーバ(上位サーバ)の通信が無通信状態となった際に、
タイムアウトになる時間。
初期値:60秒
・CLIENT_TIMEOUT (クライアント接続タイムアウト値)
InterSafe WebFilterとクライアントの通信が無通信状態となった際に、タイムアウトに
なる時間。
初期値:60秒
・DATATUNNEL_TIMEOUT (HTTPS通信タイムアウト値)
HTTPS通信時におけるInterSafe WebFilterとWebサーバ(上位サーバ)の通信が無通信状態と
なった際に、タイムアウトになる時間。
初期値:90秒
・DATATIMEOUT (HTTPボディ部分のデータ通信タイムアウト値)
InterSafe WebFilterとWebサーバ(上位サーバ)、またはInterSafe WebFilterとクライアントの
HTTPボディ部のデータ通信が無通信状態となった際に、タイムアウトになる時間。
初期値:60秒
※DATATIMEOUTキーは、初期状態ではproxy.infに記述がございません。
記述がない場合は、追記をお願いいたします。
※HTTPSデコードを行っていないHTTPS通信に対しては、通信が暗号化されているため
InterSafe WebFilterでボディ部分を判断できず、[DATATIMEOUT]の値は適用されません。
この場合は、以下の値を増加してご確認ください。
DATATUNNEL_TIMEOUT ←Ver8.5 SP1以降の製品をご利用の場合
SERVER_TIMEOUT ←Ver8.5までの製品をご利用の場合