Ver5.2(Build 0646)以降のWindows版クライアントモジュールでは、サポートツールに
通信リストを取得する機能が追加されました。
フィルタリング無効アプリケーション設定やHTTPSデコード除外ホスト設定に登録する
情報を簡単に取得できますので、調査や切り分けの際にご活用ください。
【利用シーン】
・閲覧したいURLを許可したにもかかわらず、Webページが正常に表示できない。
・特定のアプリケーションでトラブルが発生している。
・HTTPSデコード機能を有効にすると正常にWebアクセスが行えない、特定のアプリケーションが動作しない。
■使用手順
1.InterSafe CATSを導入している端末のタスクトレイにあるInterSafe CATSのアイコンを
ダブルクリックします。
2.表示されたダイアログにある「サポートツールを起動」をクリックします。
3.[通信リスト]タブをクリックします。
※保存先を変更する場合は「参照」ボタンをクリックし、保存先を指定します。
4.「開始」ボタンをクリックします。
5.Webアクセス動作やアプリケーションの動作をご確認ください。
6.「停止」ボタンをクリックします。
7.「OK」ボタンをクリックします。
※取得した情報を保存先フォルダに出力します。
■通信リストについて
通信リストは、1行目に出力項目]、2行目以降に通信ログが記録されます。
<通信リストの出力例>
Time
ProcessPath
Destination IP Address
Destination Port
SNI CommonName
URL
17:00:00.000
C:\ProgramFiles\Google\Chrome\Application\chrome.exe
192.168.9.10
443
www.alsi.co.jp www.alsi.co.jp
https://www.alsi.co.jp/
項目 |
説明 |
Time |
通信が行われた時刻 |
ProcessPath |
通信したアプリケーションのファイルパスと実行ファイル名。 特定のアプリケーションでトラブルが発生している場合は、 こちらをフィルタリング無効アプリケーション設定に登録 してください。 |
Destination IP Address |
通信先サイト(またはプロキシサーバ)のIP アドレス |
Destination Port |
通信先サイト(またはプロキシサーバ)のポート番号 HTTPS デコードをご利用の場合、初期状態でフィルタリング 対象となるポート番号は 443 のみです。 80 や443、8080 や3128(HTTP/HTTPS の標準ポート、 プロキシでよく使われるポート)以外に接続しようと している場合は、通信がファイアウォールでブロック されていないか確認してください。 |
SNI |
通信先サイトのSNI (接続先がHTTPS サイトの場合のみ出力) v5.2.4以降で金融機関など厳密なセキュリティが要求されるサイトやWeb アプリケーションなどでトラブルが起こった場合は、こちらを HTTPS デコード設定の除外ホストに登録してください。 |
CommonName |
通信先サイトのコモンネーム (接続先がHTTPS サイトの場合のみ出力) v5.2.3以前で金融機関など厳密なセキュリティが要求されるサイトやWeb アプリケーションなどでトラブルが起こった場合は、こちらを HTTPS デコード設定の除外ホストに登録してください。 |
URL |
通信先サイトのURL ルールで規制したカテゴリの中から例外的にアクセスを許可 したいサイトがある場合は、こちらを例外URL 設定に登録 してください(アクセスログやレポートでの解析も不要な場合は、 フィルタリング無効URL 設定を利用してください)。 サイト全体を許可したい場合はURL のパス部分やファイル名を 切り捨て、短くしたURL を登録します。 |
注意点・一度に出力できるリスト情報は最大3万件です。情報取得中に上限を超えた場合は、直近の3万件のみ保存されます。
・保存されたファイルは、メモ帳やMicrosoft Excel などで開くことができます。
・以下の通信はリストに出力されません。
- フィルタリング無効アプリケーション(フィルタリング対象外)に登録されたプロセスからの通信
- フィルタリングキャンセラ設定によってクライアントモジュールが一時停止している場合の通信
- HTTPS フィルタリング設定の対象ポートに該当しない通信