1.発生事象
下記、「事象の発生条件」に該当するFPセキュアファイルの場合、強制復号化処理に失敗するため、
「強制復号化処理を含む操作」が行えないという事象が発生しております。
▼事象の発生条件
※下記の事項にすべて該当している場合に限ります。
・環境設定 > システム設定 > 基本設定 > 暗号化設定 > ファイル暗号化 のアルゴリズム を「AES_128」に設定している
・環境設定 > ファイル暗号設定(IRM) > セキュアファイル移行設定 を「有効(On)」にしている
・フォルダ/ファイルを選択し、右クリックメニューの「IRM⇒FPセキュアファイル変換」にてファイル変換を実施している
▼強制復号化処理を含む操作
・[ISFP] 自動暗号化フォルダの復号化モードによるFPセキュアファイルの復号化
・[ISFP] FPセキュアファイルを右クリック > セキュアファイルの強制暗号解除によるFPセキュアファイルの復号化
※利用手順は InterSafe Client 操作マニュアル「3-4.セキュアファイルの暗号解除」参照
・[ISFL] FPセキュアファイルのファイル書出し申請機能を用いたFPセキュアファイルの復号化
※利用手順は InterSafe Client 操作マニュアル「7-4.ファイル書出し申請」参照
・[ISFL] セキュアファイル変換申請機能を用いたFPセキュアファイルの復号化
※利用手順は InterSafe Client 操作マニュアル「7-7.セキュアファイル変換申請」参照
2.対象バージョン
v6.80.00 ~ v7.51.04
3.原因
「IRM⇒FPセキュアファイルの変換」時に、InterSafe Managerで設定されている
暗号化の鍵長(128bit)とは異なる鍵長(256bit)で変換されていることが原因です。
強制復号化時は正しい鍵長(128bit)で復号化を実施しているため、
暗号化鍵が一致しておらず、復号化されないという事象が発生いたします。
4.対応について
<暫定対応>
既にFPへ変換済みのファイルに対しては、FPセキュアファイルを右クリック > セキュアファイルの暗号解除 から、
一度FPセキュアファイルを復号化し、再度暗号化いただく必要がございます。
<恒久対応>
修正版 v7.51.05以降へのアップデートを実施し
、IRM⇒FPセキュアファイル変換を実施ください。プログラムにつきましては以下手順にて、ダウンロードください。
※バージョンアップ前にFPへ変換済みのファイルに対しては、FPセキュアファイルを右クリック > セキュアファイルの暗号解除 から、
一度FPセキュアファイルを復号化し、再度暗号化いただく必要がございます。予めご了承ください。
■ダウンロード手順
1.FAQサイトにログイン
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