検証環境構築などで、プライマ・レプリカ構成環境の設定を別サーバに復旧する際、
以下のような注意点があります。
※プライマリ/レプリカという名称は、Ver9.1SP2以前ではマスタ/スレーブという名称です
例)
既存環境 : プライマリA ー レプリカ①
既存環境の管理画面にて、[設定情報管理] - [保存/復旧/同期]にて保存した
設定ファイルを利用して、新規プライマに復旧処理を行うと、レプリカ情報を
保持したままの設定情報が復旧されます。
また、設定ファイルを配置してコンバートインストールする場合も同様です。
例)
新規環境 : プライマリA' ー レプリカ①
このような環境で、かつ新規プライマリと既存レプリカが疎通が取れる環境であると
レプリカ①はプライマリA、プライマリA'両方で実施される管理画面からの設定変更を
受け付けてしまい、設定内容の整合性が取れなくなります。
回避策としては、以下があります。
【回避策1】
新規プライマリと既存レプリカが疎通できないよう、異なるネットワークに新規プライマリ
を構築します。新規プライマリと既存レプリカが疎通できないことを確認した上で、
復旧処理を行い、新規プライマリの管理画面よりレプリカを削除してください。
【回避策2】
既存プライマリから設定ファイルをコピーし、レプリカ情報を削除した上でコンバート
インストールを行ってください。
レプリカ情報を手動で削除する手順は、以下をご参照ください。