YouTubeの特定のチャンネルに公開されている動画のURLを抽出し、それを例外URLによって一括で許可する方法をご案内いたします。 InterSafe GatewayConnection(ISGC)をご利用のお客様を対象としています。
ISGC assistやISGCプロキシ製品をご利用の場合は、以下のホストをプロキシ対象から除外します。 ISGC Agentをご利用の場合、この除外設定は不要です。
*.googlevideo.com
MDMより配信しているコンテンツフィルタにて、PAC_BYPASS_HOSTやPROXY_BYPASS_HOSTに上記のホストを設定し、サーバへのプロキシ対象から除外します。
初期設定手順書に従ってキッティングを完了している場合は、すでに除外済みと考えられますので、操作は必要ありません。
プロキシ設定を行っているPACファイルなどで、上記のホストへ直接接続できるように設定します。
運用しやすいよう、必要に応じYouTubeチャンネル単位などで例外URL設定を作成します。既存のルールをご利用いただいても構いません。
2-1. ISGC管理画面より [個別アクセス管理] > [例外URL設定] を開きます。
2-2. 左側のペインより、例外URLを適用したいグループあるいはその上位のグループを選択します。
2-3. [ルールを追加] します。
2-4. [ルール名] を入力し [保存] します。
3-1. ISGC管理画面 [ホーム] より [YouTubeエクスポーター] を開きます。
3-2. チャンネル動画を検索します。 検索時に入力するキーワードは、例えば YouTube Japan 公式チャンネル であれば以下の通りです。 大文字、小文字を区別します。 また、前後に空白が入らないようご注意ください。
YouTubeJapan
youtube.com/user/
直後に表示されます。YouTube Japan 公式チャンネル
3-3. 動画URL一覧が表示されたら、設定を以下の通りに変更し、 [フォーマット変更] を行います。
注意: グループ名は第1階層からすべてのパスを記載する必要があります。 正確な書き方を確認する場合は、対象のルールに何らかのURLを登録し、それをエクスポートしたCSVをご確認ください。
3-4. 表示されたCSV文字列を [クリップボードにコピー] します。
3-5. メモ帳などのテキストエディタを開き、貼り付けます。
3-6. 任意のファイル名で保存します。拡張子は .csv
とします。
得られたCSVファイルを以下のようにインポートします。 ただし場合により、インポート前にCSVファイルの編集が必要となります。
4-1. ISGC管理画面より [個別アクセス管理] > [例外URL設定] を開きます。
4-2. 例外URL設定を作成する で作成したルールを選びます。
4-3. [一括処理] タブを開きます。
4-4. [ファイル文字コード] はテキストエディタでの保存時と一致させます。 メモ帳の場合、デフォルトでは [UTF-8] です。 ExcelExcelのデフォルトは [Shift_JIS] です。
4-5. [例外URLをインポートする] を押します。
YouTubeをどのような端末で閲覧するか確認し、必要な手順で例外URLを登録してください。
YouTubeのWebサイトの表示方法に依って異なる手順が必要です。 どちらか不明である場合にはモバイル表示の方法をお採りください。
なお、それぞれの手順で [YouTubeエクスポーター] より得られたオリジナルのCSVファイルが必要となります。 CSVを編集した後は上書き保存しないようご注意ください。
①. [YouTubeエクスポーター] より得られたオリジナルのCSVファイルをISGC管理画面よりインポートします。
②.オリジナルのCSVファイルを編集します。以下の文字列置換を行います。1
watch?
→watch?feature=youtu.be&
③.編集後のCSVファイルをISGC管理画面よりインポートします。
作成したルールは以下の手順でグループに適用します。
5-1. ISGC管理画面の [グループ/ユーザ管理] > [グループ管理] より適用したいグループを選択します。
5-2. [適用ルール] より [例外URL設定] を選択します。
5-3. 右上の [ルール選択] を押します。
5-4. [所有グループ] より、例外URL設定を作成したグループを選び、指定したいルール名の [→] を押します。
5-5. ルールの選択が完了したら、右上の [適用] を押します。
例外URLのインポートがうまくいかない場合は、以下をご確認ください。
例外URLを一括登録する(ISGC) - よくある質問
YouTubeのURLは、大文字と小文字が区別されて用いられています。 一方、ISGCの例外URLでは登録や判定の際、大文字と小文字を区別しません。 例外URLの登録値はすべて小文字に変換されます。
一般公開されていない(非公開、限定公開)動画はYouTubeエクスポーターの検索対象となりません。
また、YouTubeエクスポーターで検索した時点で一般公開されていた動画のみが検索対象となります。 検索の後に公開された動画については、設定を追加する必要があります。
プロキシ除外設定を行う を完了しているかご確認ください。 除外設定を行っていないと、大量のデータがプロキシ対象となり、フィルタリングや動画再生の動作に支障が出ることがあります。
除外設定を行っても動作が改善しない場合は、弊社の サポート窓口 <support@alsi.co.jp> までお問い合わせください。
アプリ版YouTubeでは、特定の動画を許可する設定は行なえません。 Webブラウザ上でYouTubeを閲覧する場合のみ、利用可能です。 意図しない動画の許可を防ぐために、アプリのインストールはさせないよう、MDMにて設定してください。
できません。 埋め込み動画の再生を許可するためには例外URL設定へ https://www.youtube.com/youtubei/v1/player
を追加する必要があります。 しかしこのURLを許可すると、YouTubeサイト内で許可していない動画を再生可能となります。 従って、特定のチャンネルの動画を許可する運用と、特定の埋め込み動画を許可する運用は両立できません。
ISGC Agent for Chrome OSをご利用の場合は YouTubeがオフライン表示となる(ISGC Agent for Chrome OS) を、その他OSにてISGCをご利用の場合は YouTubeがオフライン表示となる をご参照ください。
いずれも回避できません。
YouTubeロゴをクリックすることにより、YouTubeトップページを表示できます。 また、トップページのサムネイル下部から、許可していないチャンネルページへ遷移可能です。
閲覧させたいチャンネルページの表示のために許可の必要なURLの一部により、こうした不具合が起きます。
許可していない動画を再生できることはありませんので、ご了承いただけますと幸いです。
モバイル端末にて、YouTubeの共有機能より取得できる短縮リンクを用いて動画を共有する場合に必要な作業です。 短縮リンク https://youtu.be/<ID>
から動画を閲覧する場合に、この経路を示す feature=youtu.be
がクエリ文字列に追加されます。 クエリ文字列の追加箇所がURLの末尾となる場合(A)と、動画ID v=<ID>
よりも前になる場合(B)があります。
(A) https://m.youtube.com/watch?v=<ID>&feature=youtu.be
(B) https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=<ID>
デスクトップ端末では、弊社で確認した範囲では必ず(A)でした。 しかしモバイル端末では、ランダムで(B)になるようです。 モバイル端末では双方を許可するために、1動画につき2件の例外URL登録が必要となります。 短縮リンクを利用しない場合、作業は 2 で終了して構いません。↩︎