1. お願い
ワークフロー/ファイル転送機能は、Officeファイル/テキストなど少量のドキュメントファイル
の転送/書き出しを想定しています。プログラム/アーカイブファイルなど大容量
データを連続的に申請/承認する想定のシステムではありませんのでご注意ください
2. 設定における注意
2-1. ユーザ/グループ単位の設定
大容量または大量ファイルの申請/承認を許可する場合、サーバー/ネットワークが耐えられなくなり、
システム障害を引き起こす可能性があります。デフォルト値を変更する場合は、予め検証の上、
システムに影響の無い範囲で設定いただくようお願いします
ISManager内の[ポリシー] > [ワークフロー/ファイル転送]
・ファイル書出し
[ファイルのアップロード設定] > [ファイルの容量制限] デフォルト10MB
・クイック書出し
[ファイルのアップロード設定] > [ファイルの容量制限] デフォルト10MB
・ファイル持込み
[ファイルの容量制限] デフォルト10MB
・セキュアファイル変換
[ファイルの容量制限] デフォルト10MB
[申請ファイル数制限] デフォルト10ファイル
・ファイル転送
[ファイルの容量制限] デフォルト10MB
[申請ファイル数制限] デフォルト10ファイル
2-2. 申請ファイルの削除について
ISManager - 環境設定 > ワークフロー/ファイル転送設定 > ファイル転送 において
・[ダウンロード設定] -「ダウンロード期限切れ後のファイルを削除する」 [ON] の場合
承認後 指定日付以降 経過した申請ファイルは 削除されます
・[ファイル保存管理設定] - 「保存期限切れ後のファイルを削除する」[ON]の場合
承認後 指定月/年経過した申請/ダウンロードファイルは削除されます
※ 承認却下/未承認など承認されていないファイルは削除対象となりません
※ 付属のログメンテナンスツールで申請ファイルを削除する場合は、上記設定にかかわらず削除されます
※ 削除処理は日付変更時に実行されます。試験的にシステム日時を変更し動作確認する場合は日時変更後Tomcatサービスの再起動が必要です
2-3. 承認済みファイル複製 機能の利用について(重要)
ISManager - 環境設定 > ワークフロー/ファイル転送設定 > ファイル転送における [承認済みファイル複製]
を設定すると、複製先フォルダーへ承認データーがコピーされるようになり、承認処理の際、コピーが
終了するまで、応答を待つようになります。これは前項の承認データ容量とファイル数に比例して
応答時間も増大します。承認処理においてタイムアウトが頻発するような場合は、本機能を利用せず
WindowsコマンドのCopy/RoboCopyなどを利用したスクリプトにてデータ複製をお願いします。
ファイル転送のデーターはILPサーバーの以下フォルダーに生成されます
C:\Program Files\PostgreSQL\xx\data\transporter-upload ※ユーザ申請データオリジナル
C:\Program Files\PostgreSQL\xx\data\transporter-download ※ユーザ申請データ圧縮ファイル
コピーコマンドサンプル
> ROBOCOPY <コピー元> <コピー先> /S /XO /LOG:<ログ出力先>
※ドライブ名、xxは導入先フォルダーに依存するためお客様環境により可変です
※承認済データだけを抽出することはできません