1.LogDirectorを停止します。
<LogDirector導入ディレクトリ>/bin/log_director_ctl.sh stop
2.設定ファイル3種を編集します。
■対象ファイル
<LogDirector導入ディレクトリ>/data/postgresql.conf
<LogDirector導入ディレクトリ>/bin/log_director_ctl.sh
<LogDirector導入ディレクトリ>/bin/automatic_startup.sh
※ご利用いただいているLogDirectorのバージョンが "02.00.32.00" 以上の場合は
"/bin/automatic_startup.sh"の編集は不要です。
バージョンは、 "/etc/LogDirector/install.properties" に記述されている "build" の
パラメタより確認できます。
----------------------------------------
[root@localhost ~]# cat /etc/logdirector/install.properties
productname=LogDirector
build=02.00.32.00
(以下省略)
----------------------------------------
下記の各値を以下のように設定します。
("#"(シャープ)でコメントアウトされている行については"#"を削除してコメントアウトを
解除した上で変更します。すでに記載がある記述については、下記のように数値を変更してください。)
【物理メモリが2GBの場合のチューニング項目と推奨値】
<postgresql.conf>
shared_buffers 256MB
work_mem 8MB
maintenance_work_mem 128MB
wal_buffers 512kB
checkpoint_segments 24
effective_cache_size 256MB
deadlock_timeout 1800s
<log_director_ctl.sh> 58行目
CATALINA_OPTS=" -Xms768m -Xmx768m -XX:NewSize=384m -XX:MaxNewSize=384m -XX:PermSize=128m -XX:MaxPermSize=128m"
<automatic_startup.sh>
17行目に追加
CATALINA_OPTS=" -Xms768m -Xmx768m -XX:NewSize=384m -XX:MaxNewSize=384m "
18行目の末尾にCATALINA_OPTSを追加
export CATALINA_BASE CATALINA_HOME CATALINA_TMPDIR CATALINA_OPTS
【物理メモリが4GBの場合のチューニング項目と推奨値】
<postgresql.conf>
shared_buffers 512MB
work_mem 32MB
maintenance_work_mem 1024MB
wal_buffers 1024kB
checkpoint_segments 64
effective_cache_size 512MB
deadlock_timeout 1800s
<log_director_ctl.sh> 58行目
CATALINA_OPTS=" -Xms1024m -Xmx1024m -XX:NewSize=512m -XX:MaxNewSize=512m -XX:PermSize=128m -XX:MaxPermSize=128m"
<automatic_startup.sh>
17行目に追加
CATALINA_OPTS=" -Xms1024m -Xmx1024m -XX:NewSize=512m -XX:MaxNewSize=512m "
18行目の末尾にCATALINA_OPTSを追加
export CATALINA_BASE CATALINA_HOME CATALINA_TMPDIR CATALINA_OPTS
※OSがRHEL4(Red Hat Enterprise Linux 4)の場合は、上記に加え 以下のOS側の設定変更が必要です。 RHEL5以降のOSでは、以下の設定は不要です。3に進んでください。 2-1.OS側の設定変更
■対象ファイル
/etc/sysctl.conf
■チューニング項目と推奨値
kernel.shmmax=<物理メモリの半分>
(例)物理メモリが2GBの場合
kernel.shmmax=1073741824
上記設定後は、設定反映のためOSの再起動が必要となります。
即時反映させる場合は、以下のコマンドを実行して下さい。
(コマンド例)
sysctl -w kernel.shmmax = 1073741824
3.LogDirectorを起動します。
<LogDirector導入ディレクトリ>/bin/log_director_ctl.sh start
※注意※
・メモリは2GB以上搭載を想定しています。
チューニングには搭載メモリを2GB以上に上げてお願いします。
・WebFilterや他のアプリケーションとの同居は想定していません。
・OS側の設定内容および設定後の動作につきましてはサポート
対象外とさせていただきます。
・物理メモリが上記以外の場合、例えば8GBの場合には4GBでの
設定の2倍の値を設定してください。その他のメモリの場合も
同様に係数で算出してください。(64bit OSの場合)