WebFilter(ISWF)のVer8.0以降では、使用するポートが追加されており、
その一つとして41215があります。
※その他追加されたポートについては、Ver8.0管理者マニュアル巻末付録
「D.利用するポート」をご覧ください。
41215はフィルタリングキャンセラでも使用しており、ポートが重複します。
ポートが重複した場合、以下の問題が発生します。
【追記】
CATS Ver4.4より、フィルタリングキャンセラがデフォルトで使用する
ポート番号を42215に変更しているため、デフォルト設定でポート重複が発生
することはございません。
【ポート重複によって発生する問題】
①既に同居している場合、ISWF、フィルタリングキャンセラのいずれかの
サービスの起動に失敗する。
②Ver8.0以降のISWFがインストールされた状態で、フィルタリングキャンセラを
インストールした場合、ポート41215の重複が原因で、インストールが中止される。
※フィルタリングキャンセラは、インストール前にポート41215を変更できないため、
ISWF側でポート41215を変更する必要があります。
よって、フィルタリングキャンセラ、ISWFを導入済みのサーバ上で、ISWFを
Ver8.0以降にバージョンアップされるお客様、あるいは、Ver8.0以降のISWFを
インストール済みのサーバに、フィルタリングキャンセラを導入されるお客様は、
お手数ですが、以下の方法で使用ポートの変更をお願いいたします。
【ポートの変更】
●フィルタリングキャンセラ側で使用ポートを変更する場合
1)フィルタリングキャンセラのサービスを停止します。
Windowsの場合:Windowsのサービス「FilteringCanceller」を停止する。
Linux、Solarisの場合:"<インストールディレクトリ>/bin/canceller stop" コマンドで停止する。
※キャンセラのデフォルトのインストールディレクトリは以下の通りです。
●Windowsの場合
C:\Program Files (x86)\ALSI\FilteringCanceller
または
C:\Program Files\ALSI\FilteringCanceller
●Solarisの場合
/opt/filteringcanceller
●Linuxの場合
/usr/local/filteringcanceller
2)<インストールディレクトリ>/conf/canceller.inf内の
[CONTROL_CFG]セクションの "PORT=" を変更します。
例)ポート50000に変更する場合
[CONTROL_CFG]
PORT=50000
3)変更後、フィルタリングキャンセラのサービスを起動します。
Windowsの場合:Windowsのサービス「FilteringCanceller」を起動(開始)する。
Linux、Solarisの場合:"<インストールディレクトリ>/bin/canceller start" コマンドで起動する。
●ISWF側で使用ポートを変更する場合
1)ISWFの全サービスを停止します。
※停止、起動方法については添付URL
「InterSafe設定変更後にサービスを再起動するには」をご覧ください。
2)<インストールディレクトリ>/conf/proxy.inf内の
[SYSTEM_GLOBAL]セクションに "ADMIN_PORT=" を追記します。
"ADMIN_PORT=" に設定された値と、その値に +1、+2、+3、+4した値のポートが
使用される仕組みになっております。デフォルトでは、41212が設定されており、
この場合、41212、41213、41214、41215、41216が使用されます。
そのため、41215の使用を避けるには、41210以前、もしくは、41216以降の値を設定します。
例)ポート41210に変更する場合
[SYSTEM_GLOBAL]
MASTER_ADMIN_HOST=x.x.x.x
(中略)
ADMIN_PORT=41210
※ADMIN_PORTの記載がない場合は追記してください。
3)ISWFのサービスを起動します。