ILP Cloud環境でユーザー連携を行う方法は、CSV(手動/自動)、Microsoft Entra IDの3種類となります。
CSV連携とMicrosoft Entra ID連携は併用できませんのでご注意ください。
本手順はILPCloud向けの手順となります。オンプレ版をご利用の場合は製品マニュアルをご参照ください。
目次(ページ内リンク)1.手動連携2.自動連携3.Microsoft Entra ID連携
利用手順
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1.手動連携
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1-1.InterSafe Managerの環境設定 > システム設定 > ユーザー連携より、
ユーザー連携環境設定から以下の項目を設定します。
・データ取り込み設定
・ファイルリスト
・CSVフォーマット設定
・InterSafe Manager設定
・メール設定
※各項目の詳細は以下のマニュアルよりご確認ください。
ユーザー連携ツール操作マニュアル
- 4-4.CSVからの取り込みに関する設定
- 6-2.メール送信に関する設定
- 6-3.InterSafe Managerに関する設定
1-2.1-1で取り込み設定をした項目に応じてCSVファイルを作成し、[CsvData]フォルダーに格納します。
※作成するフォルダ名は
必ず「CsvData」としてください。
※作成するCSVファイルの種類や詳細につきましては、以下のマニュアルをご参照ください。
ユーザー連携ツール操作マニュアル
-4-3.CSVファイルの作成
ADから情報を出力する場合は下記の
(参考)オンプレADからCSVを作成する方法をご参照ください。
1-3.CsvDataフォルダーを選択し、ZIPファイルを作成します。
1-4.ユーザー連携設定タブのCSVファイルから[アップロード]をクリックし、[+参照]から 作成した[CsvData.zip]を選択します。
1-5.表示されたファイルが選択したファイルと一致することを確認し、[アップロード]をクリックします。
※正常にアップロードが完了すると、「CSVファイルのアップロードに成功しました。
実行結果はログ検索を参照ください。」とメッセージが表示されます。
1-6.ユーザー連携ツールを実行します。
・今すぐ実行する場合
環境設定 > システム設定 > ユーザー連携のユーザー連携設定タブから
[今すぐ実行]をクリックします。
・予約実行する場合
環境設定 > システム設定 > ユーザー連携のユーザー連携設定タブから
実行予約をONに設定し、実行日時を設定します。
実行結果はログ検索よりご確認ください。
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2.自動連携
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本設定例では、毎日午前3時に実行する設定を想定しています。
2-1.InterSafe Managerの、環境設定 > システム設定 > ユーザー連携より、
ユーザー連携設定タブを開き、自動アップロード設定のアップロードツールをダウンロードします。
2-2.ダウンロードしたファイルを解凍し、CsvData フォルダーに取り込みを行うCSVファイル を配置します。
※CSVファイルの詳細につきましては以下のマニュアルをご参照ください。
ユーザー連携ツール操作マニュアル
-4-3.CSVファイルの作成
ADから情報を出力する場合は下記の
(参考)オンプレADからCSVを作成する方法をご参照ください。
2-3.[スタート]-[Windows 管理ツール]-[タスクスケジューラ]を選択します。
2-4.[基本タスクの作成]をクリックします。
2-5.[基本タスクの作成ウィザード]で[名前]に任意のタスク名を入力し、[次へ]をクリックします。
2-6.タスクトリガーで[毎日]を選択し、[次へ]をクリックします。
2-7.開始時間を3:00:00で設定し、[次へ]をクリックします。
2-8.[プログラムの開始]を選択し、[次へ]をクリックします。
2-9.プログラムスクリプトに自動アップロードツールの実行バッチ[CsvImpUpload.bat]を選択し、
開始オプションに[CsvImpUpload.bat]]が存在するパスを入力して、[次へ]をクリックします。
2-10.内容を確認し、[完了]をクリックします。
2-11.作成したタスクが表示されていることを確認してください。
また設定後はスケジュール通りに正しく実行できることを必ず確認してください。
アップロードツールでCSV ファイルをアップロードした際には、ユーザー連携が自動的に実行されます。(即時)
アップロードツールを実行した際のユーザー連携の実行結果はログ > 検索で「マネージャログ」に「ユーザー連携の実行」として出力されます。
アップロードツール実行によるユーザー連携の実行は環境設定にて設定した管理者ID、管理者名で記録されます。
アップロードツールの実行ログとして「マネージャログ」に「ユーザー連携CSV ファイルアップロード」が記録されます。
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3.Microsoft Entra ID連携
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3-1.InterSafe Managerの、環境設定 > システム設定 > Microsoft Entra ID連携より、
Microsoft Entra ID連携設定タブを開き、シークレットトークンの[確認]をクリックします。
3-2.AzurePortal へアクセスし、ILP と連携するMicrosoft Entra ID を開きます。
3-3.管理メニューの「エンタープライズアプリケーション」を開きます。
3-4.「新しいアプリケーション」を選択し、「独自のアプリケーションの作成」を選択します。
3-5.アプリ名に任意に名称を入力し、「ギャラリーに見つからないその他のアプリケーションを
統合します (ギャラリー以外)」を選択し、「作成」をクリックします。
※アプリケーションの追加に少し時間がかかる場合がありますので、
作成が完了するまでお待ちください。
3-6.作成したエンタープライズアプリケーションを開き、管理メニューの「プロビジョニング」を開きます。
3-7.「作業の開始」をクリックし、プロビジョニングモードのプルダウンで「自動」を選択し、
管理者資格情報に以下を入力します。
テナントURL:https://<ILP サーバーのホスト名>/ISScim/scim
シークレットトークン:3-2で確認したシークレットトークンの内容
3-8.[テスト接続]をクリックし、接続が行えることを確認します。
3-9.以下の[Microsoft Entra ID のマッピング設定]を参考にマッピングを設定します。
customappsso属性 |
取込み内容 |
備考 |
displayName(グループマッピング) |
グループ名 |
|
username(ユーザーマッピング) |
ユーザーID |
@前までをユーザーIDとして取り込みます。 |
title(ユーザーマッピング) |
役職 |
|
email[type eq "work"].value(ユーザーマッピング) |
ユーザーメールアドレス |
|
name.formatted(ユーザーマッピング) |
ユーザー名 |
|
userType(ユーザーマッピング) |
FP属性 |
初期状態では設定されていませんので、取り込みを行う場合はマッピング設定を行ってください。 |
3-10.Microsoft Entra IDの自動プロビジョニングを待機します。
※40分程度の間隔で自動的に実行されます。
(参考)オンプレADからCSVを作成する方法
①ユーザー連携ツールをインストールします。
インストール手順につきましては、下記のマニュアルをご確認ください。
ユーザー連携ツール操作マニュアル
- 3-1.インストール
②ユーザー連携ツールとADの接続設定をします。
下記マニュアル記載の手順を実施ください。
ユーザー連携ツール操作マニュアル
- 5-2.AD/ユーザー連携環境の設定
- 手順(3)~(7)
※ファイルリストの取り込み設定はすべて取り込み無しに設定してください。
③AD情報を出力するため、以下のコマンドを実行します。
C:¥Program Files(x86)¥ALSI¥Tools¥CsvImport¥IICSVImpCore.exe –adx
(ユーザー連携ツールのインストール先が異なる場合は、インストール環境に合わせてパスを変更して下さい。)
④ユーザー連携ツールのインストールフォルダー配下の「CsvExport」フォルダー内に
ADの情報が出力されていることを確認します。
(デフォルトパス:C:¥Program Files(x86)¥ALSI¥Tools¥CsvImport¥CsvExport)
⑤出力された各CSVファイルの名称を、以下マニュアル記載の名称にリネームします。
ユーザー連携ツール操作マニュアル
-4-3.CSVファイルの作成