InterSafeに内包されているApache/Tomcat/PostgreSQLが利用しているポートが既存のシステムと
競合する場合、本FAQの内容に沿って、変更してください。なお、ポートを変更された場合、アップデー
ト時のプログラムマイグレーションが正常に動作しない場合があり、お客様により手動にて設定いただく
ことが必要になります。予めご了解の上、実施をお願いいたします。
※「C:\Program Files」は旧バージョンをご利用の場合「C:\Program Files (x86)」となる場合がありますので、適宜読み替えて設定してください。
1. Apache使用ポート変更 ILPServer/SDServerでApatchの使用するポート番号(80)が既に使用されている場合は、
以下の設定ファイルを修正してポートを変更します。
1-1. Apache の httpd.conf の設定
C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache X.X\conf\httpd.conf
の以下の項目を修正します。
・・・・・・・・・・・・
Listen 80
・・・・・・・・・・・・
ブラウザからアクセスする場合は、以下のようにポートの指定が必要になります。
http://hostname:81/ISManager/faces/sysadmin.jsf
※上記は、ポート番号を80->81に変更した場合の例です。
※80ポートは、HTTPS化している場合無効化することが可能です。
無効化する場合、#Listen 80 と修正してください。
1-2. サービスの再起動
「ApacheX.X」を再起動する
1-3. InterSafeManager の設定
InterSafeManager の「環境設定」タブ→「システム設定」→「サーバー接続設定」タブをクリックし、
ご利用しているサーバー(InterSafe Manager/IngerSafe Server/InterSafe ILP Web(WorkFlow)/Update Server)の、
ポート番号を、上記項目で修正したポート番号に合わせて修正して下さい。
1-4.IIBSServerSetting.cfg の設定
インストールマニュアル「5-2.ServerSetting.cfgファイルの作成」項目に記載の、ポート番号についても
上記項目で修正したポート番号に合わせて IIBSServerSetting.cfg を作成致します。
1-5.InterSafe Clientの設定
タスクトレイ上のInterSafe Clientアイコンを右クリックし、サーバー接続設定をクリックします。
ポート番号を変更し、OKをクリックします。設定変更後、コンピューターを再起動します。
2. Tomcatの使用ポート変更ILPServer/SDServerでTomcatの利用するポート番号(8005,8080,8443,8009 )が既に利用されている場合、
"C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat X.X\logs\catalina.yyyy-mm-dd.log"
に以下のようなエラーが記録され、Tomcatを起動することができません。
java.net.BindException: Address already in use: JVM_Bind :8xxx (←競合しているポート番号)
その場合、競合しているポート番号を変更することで対応することが可能です。
※8005ポートはv7.0以降の環境ではデフォルトで無効となっております。
2-1. Tomcat の server.xml の設定
C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat X.X\conf\server.xml 内の 8005,8080,8443,8009 を
すべて他のポートに変更します。
基本的に既存使用ポート番号と重複しなければ問題ありませんが、18005,18080,18443,18009などの採番を推奨しています。
・・・・・・・・・・・・
<Server port="
18005" shutdown="SHUTDOWN">
・・・・・・・・・・・・
(中略)
・・・・・・・・・・・・
<Connector port="18080" protocol="HTTP/1.1"
connectionTimeout="20000"
redirectPort="8443" />
・・・・・・・・・・・・
※8080ポートはTomcatの管理画面及びTomcat単体で動作しているかの確認用となっております。
不要な場合、"-1”を指定していただくことで無効化が可能です。
2-2. Apache httpd.conf の設定
Tomcatポート変更に伴い、Apache側の設定も変更します。
C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache X.X\conf\httpd.conf の 8009 を他のポート(server.xml と同じ番号)に変更します。
・・・・・・・・・・・・
<Location "/ISManager">
ProxyPass ajp://localhost:18009/ISManager
</Location>
<Location "/ISServer">
ProxyPass ajp://localhost:18009/ISServer
</Location>
<Location "/ISILPWeb">
ProxyPass ajp://localhost:18009/ISILPWeb
</Location>
<Location "/ISWorkflow">
ProxyPass ajp://localhost:18009/ISWorkflow
</Location>
#アップデートサーバーを別環境にするにはここを修正↓
<Location "/ISUpdateServer">
ProxyPass ajp://localhost:18009/ISUpdateServer
・・・・・・・・・・・・
※2-1項のserver.xml で 8009 から変更したポート番号を設定します。
※ご利用のバージョンによって、存在する設定が異なります。
2-3. サービスの再起動
サービスを以下の手順で再起動します
2-3-1.「ApacheX.X」を停止する
2-3-2.「Apache Tomcat X.X TomcatX」を再起動する
2-3-3.「ApacheX.X」を開始する
3. PostgreSQLの使用ポート変更
ILPServerで利用するPostgreSQLは、同じバージョンが導入されていなければ通常通りインストールすることが可能です。
その際、ILPServerで利用するPostgreSQLの利用ポート(5432)が既に利用されている場合はインストール時に自動的に空いているポートが割り振られます。
割り振られたポートは以下のファイルより確認可能です。
C:\Program Files\PostgreSQL\XX\data\postgresql.conf
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port = 5433 # (change requires restart)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3-1. Tomcat の設定
上記ポートに合わせ、以下ファイル内の記述すべてをInterSafe側のポートへ変更してください。
C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat X.X\conf\Catalina\<サーバ名>\
※インストール直後はフォルダは存在しません。この場合はTomcatサービスを起動していただければ生成されます
・ISManager.xml
・ISServer.xml
・ISUpdateServer.xml
・ISILPWeb.xml
・ISWorkflow.xml
※ご利用のバージョンによって、存在するファイルが異なります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
url="jdbc:postgresql://<サーバ名>:5433/ISDB"
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※InterSafe v8.60未満のISServer.xml は2箇所編集が必要です。ご注意ください。
3-2. サービスの再起動
サービスを以下の手順で再起動します
3-2-1.「ApacheX.X」を停止する
3-2-2.「Apache Tomcat X.X TomcatX」を再起動する
3-2-3.「ApacheX.X」を開始する
以上です。