SecureDeviceでは、「Autorun.inf」ファイルをSecureDeviceプログラム領域に格納しています。
このAutorun.infファイルはSecureDeviceの「Autorun.infチェック」機能により、SecureDevice起動時に
改竄チェックを行い、もし改竄や削除されている場合には自動的にSecureDevice用のAutorun.infファイルを
再生成します。初期状態で用意されているテンプレートは全て本機能が有効です。
但し、本機能が有効の場合、以下のような事象が発生します。
◆ウイルス対策ソフトがAutorun.infファイルを検出/削除する機能が有効の場合
事象:
SecureDeviceを利用する際、下記1),2)の動作を繰り返してしまう。
1)ウイルス対策ソフトがSD内のAutorun.infファイルを検出して、削除する。
2)SecureDeviceを起動すると、SDのautorun.infファイル改竄チェックが動作し、
1)で削除されてしまった(SecureDeviceの)autorun.infファイルを再生成する。
次回SecureDeviceを利用する度に再度上記1)、2)の動作を繰り返す。
◆対応方法
対応策1.ウイルス対策ソフトのAutorun.infファイルの検出機能を例外処理する。
具体的な手順については、各ウイルス対策ソフトのマニュアルをご参照下さい。
対応策2.セキュアデバイス作成時に「Autorun.infチェック」機能を無効に設定したテンプレートを利用する。
手順1.テンプレートの新規作成を行う。
手順2.アルゴリズム/拡張設定の変更ボタンをクリックする。
手順3.Autorun.infチェックを無効にする。
手順4.テンプレート名を指定して、作成を行う。
手順5.新規作成したテンプレートにてSecureDeviceを作成する。
対応策3セキュアデバイス作成時に.「Autorun.infファイルを作成しない」設定にしたテンプレートを利用する。(Ultimate版Ver3.0以降)
手順1.テンプレートの新規作成を行う。
手順2.アルゴリズム/拡張設定の変更ボタンをクリックする。
手順3."Autorun.infファイルの作成"にて"作成しない"を選択。
手順4.テンプレート名を指定して、作成を行う。
手順5.新規作成したテンプレートにてSecureDeviceを作成する。
◆注意点
Autorun.infファイルを作成しない場合や、削除した場合、エクスプローラから確認できる
セキュアデバイスのボリュームラベルとアイコンがOS標準のものになりますのでご注意ください。
[例:Windows7]