ILPServerを構成するミドルウエア、アプリケーションの最大同時接続数は以下のように設定されています。
クライアント数が数万端末になる場合などはアクセス頻度に応じ、カスタマイズを行ってください。
・各値はシステム的に同時処理可能な値です。実際にはいろいろな処理が同時に稼働している
ため、
あくまでも目安として参照いただき、環境に応じ適宜変更してください。
・Apache及びTomcatにおいてリクエストはキューイングされるため、タイムアウトまでの時間を
考慮すると実質的な最大接続可能数は下記設定値の2~3倍以上となります。
・
カスタマイズされた値はアップデートの際など引継がれませんのでアップグレード後に再度設定
するようお願いいたします。
・デフォルトパス中のX.Xはバージョンを表します。
■Apache ※デフォルトパス:
C:\Program Files\Apache Software Foundation\ApacheX.X\conf\httpd.conf
#Include conf/extra/httpd-default.conf
「#」を削除し「httpd-default.conf」の読み込みができるようにします。
ThreadsPerChild 300 #要求を処理する子スレッドの最大数(実質的な最大同時接続数)
C:\Program Files\Apache Software Foundation\ApacheX.X\conf\extra\httpd-default.conf
MaxKeepAliveRequests 100 #一度に処理できる数の最大値
KeepAliveTimeout 5 #KeepAlive有効時に接続要求を受け付ける数の最大許容値 5~100
Timeout 300 #ApacheとTomcat間のタイムアウト値 60~300
※設定変更後はApacheの再起動が必要となります。
■Tomcat ※デフォルトパス:
C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat
X.X\conf
・
ISServer \Catalina\localhost\ISServer.xml
name=jdbc/leoserver
maxTotal=
80 # 主にInterSafeClientログインやデータの送受信全般に利用します80~150
name=jdbc/leoserver2
maxTotal=
20 # 主に更新プログラムのダウンロード時に利用します20~40
・
ISManager # 主にブラウザから管理画面InterSafeManagerの操作時に利用します10~30
\Catalina\localhost\\ISManager.xml
maxTotal=
10・
Update Server # クライアントアップデート時の最大同時接続数 200~300
\server.xml port="8009"
maxThreads 200 ※デフォルトでは記載ありません規定値:200
・
ISILPWeb # 主にブラウザからのInterSafeWorkFlow/ファイル転送(v7.5以降)での申請/承認等に利用します10~50
\Catalina\localhost\ISILPWeb.xml
maxTotal=
30・
ISWorkFLow # 主にブラウザからのInterSafeWorkFlow(v7.01以前)での申請/承認等に利用します10~50
\Catalina\localhost\ISWorkflow.xml
maxTotal=
30
※ご利用のバージョンによって、存在するファイルが異なります。
※設定変更後はTomcatの再起動が必要となります。
■PostgreSQL
※デフォルトパス:
C:\Program Files\PostgreSQL\X.X\data\postgresql.conf
max_connections 100 # 同時接続受付数 100~250
shared_buffers 32MB # 共有メモリキャッシュ。サーバの搭載メモリの25%程度が目安 32MB~4GB
work_mem 1MB # 各プロセスが使用するソート用のメモリバッファ 1MB~20MB
maintenance_work_mem 16MB # VACUUMなど使用されるメモリの最大容量 16MB~1GB
wal_buffers 32kB #「shared_buffers」を基準とした1/32が目安
wal_keep_segments 32 # 冗長化する際に使うWALセグメント数の最小値 8~32
wal_keep_size 16MB # 冗長化する際に使うWALデータ(同期データ)量の最大値。同期されるデータが溜まっていき、
設定値を超えると破棄されるため、同期出来ない時間が長い場合は十分大きな値にする必要があります。16MB~4GB
max_worker_processes 8 #CPUのコア数に合わせます
max_parallel_workers_per_gather 2 #CPUのコア数の半分にします
max_parallel_workers 8 #CPUのコア数に合わせます
※設定変更後はPostgreSQLの再起動が必要となります。