InterSafe IRM をご利用の場合、クライアントローカル/ファイルサーバ問わず、
InterSafe Client がアクセスするフォルダ階層すべてに、フォルダの識別情報・パス情報を持った「IRMTMPVOL」、
「IRMTMPDIR」という隠し属性のファイルが自動的に作成されます。
NTFSフォーマットのフォルダではこれら暗号化に必要な情報(IRMTMPVOL、IRMTMPDIR)が、代替データストリーム領域(ADS)に保存されます。
IRMTMPVOL、IRMTMPDIR はフォルダの識別情報・パス情報を保持しているため、
robocopyコマンド等でファイルコピー時に、上記ADS内の IRMTMPVOL 、 IRMTMPDIR を
コピーしてしまうと、コピー先のファイルは開けない/更新できないなど不安定な動作になります。
※ADS領域をコピーすることで事象が発生する可能性があるため、
ファイルサーバー間のコピーだけではなく、同一ファイルサーバー内でファイルをコピーする際も同様です。
このような事象が発生する場合は、ADS内の情報はコピーしないようにしてください。
1. MicroSoft社のサイトより関連KB2646535を入手し、管理者権限で適用します。
※ PC再起動が必要です。
※ x86用x64用がありますのでご注意ください。
・x86用:Windows6.1-KB2646535-v4-x86.msu
・x64用:Windows6.1-KB2646535-v4-x64.msu
2. コピーの際、隠し属性のファイルや、代替データストリームをコピー対象から外します
DCOPY パラメータに
「D(代替データストリーム)」を指定しないようにしてください。
× robocopy /DCOPY:
DA ※デフォルト
○ robocopy /DCOPY:
A ○ robocopy /DCOPY:
AT
※ /COPY につきましては、 パラメータの有無に関わらず、
代替データストリーム領域がコピーされる動作になるため、使用しないようお願いいたします。