WindowsUpdateでKBを適用するとBSoD(OS異常終了)が頻発する事象が報告されています。
詳細は確認中ですがKB適用は当面控えていただくようお願いします。
1. 対象となるKB(2025.03.11リリースされたもの)
Windows10 : KB5053606
Windows11 : KB5053602
2. 予防措置
WindowsUpdateはInterSafeManagerより停止させることができます
2-1. InterSafeManager にログインし、環境設定 > アップデート設定 > WindowsUpdate制御 画面で
[WindowsUpdate制御設定]WindowsUpdate制御機能を使用する ON に設定
[WindowsUpdate停止設定]WindowsUpdateを停止する ON に設定
2-2. 適用を押下(例外グループユーザー一覧に例外グループユーザがないか確認します)
2-3. 各クライアントでポリシーを取得できたタイミングでUpdateが無効になります
(デフォルト1800秒)
3. 現在の状況(2025/03/19 18:00更新)
報告をいただいたお客様は2件となります。
・1社目:KB適用後複数台(300台弱)で発生。適用後特定の操作なしに10分程度放置でBSoD発生
Win11 / Win10 、InterSafeのバージョン問わず発生。
Win11に関してはKBアンインストール(KB5053602)で回避できることは確認済。
WindowsDefender for business利用中
・2社目:KB適用後5台で発生。
WindowsDefender for Endpoint利用中
Win10のみ発生し、KB5053606をアンインストールすると発生しない
4. 原因(2025/03/19 19:30更新)
メモリーダンプ解析によりFP起因のBSoDであることが確認できています。
FileProtectionはキャッシングの仕組みであるoplock関連のFSCTL(ファイルシステム制御用のコントロールコード)発行において、
「ファイル/ストリーム(+ディレクトリ)」を対象とした処理を行っており、これはoplockの仕様に沿ったものです。
BSoD発生時、Windows Defender関連のプロセスが「ボリューム」に対してFSCTLを発行しており、
想定外の対象であるためアクセス違反が起きたことでBSoDが発生しています。
上記の通りWindows Defenderの規約違反を疑っておりますが、ボリュームに対してFSCTLが発行された場合でも
BSoDを回避するための改修プログラムの準備を進めております。
5. 対処方法(2025/04/11 14:00更新)
v8.20向け修正プログラムをリリースいたしました。
FAQサイトの旧バージョンプログラムにございます「Version8.20.06 全プログラム・マニュアル」から
ダウンロードいただき、適用をお願いいたします。
https://alsifaq.dga.jp/faq_detail.html?id=4000
※必ずログイン後にアクセスをお願いいたします。
※登録がお済みでない場合は以下より登録いただくか、
サポート(support@alsi.co.jp)までお問い合わせください。
https://www.alsi.co.jp/contact-us/security/supid/
※ILPCloudご利用中のお客様でv8.20向けの修正モジュールが必要な場合は、
サポート(support@alsi.co.jp)までお問い合わせください。
バージョンアップについてはInterSafe Managerからのサーバー配信
もしくはSAUpdateを利用した手動バージョンアップが可能です。
詳細につきましては下記マニュアルをご参照ください。
■アップデートマニュアル
https://dl.alsi-iss.jp/productdata/ilp/FAQ4000/manual/v864/v864_Update_Manual.pdf
3-1.サーバー配信
3-2.手動アップデートツールでのInterSafe Clientアップデートの流れ
※最新版のマニュアルとなりますが、旧バージョンでも操作方法は変わりません。
v8.64系の修正モジュールについて4月14日週を目途に提供できる見込みとなりました。
お時間頂戴し申し訳ございませんが、お待ちいただけますと幸いです。
※v8.6xをご利用のお客様はv8.64へのマイグレーションが必要になります。