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ID:3687
作成日: 2011/04/18
ILP Serverと別のマシンからユーザー連携ツールをご利用になる際の注意事項

ILP Serverと別のマシンからユーザー連携ツールをご利用になる場合、
ILP Server側で、PostgresSQLのクライアント認証設定を変更する必要がございます。

PostgresSQLのクライアント認証はインストールディレクトリ内に、pg_hba.confという
名前の設定ファイルで管理されています。
pg_hba.confファイルを編集し、ユーザー連携ツールをご利用になるマシンのアクセス情報を
追加する必要があります。

 

(1) ILPサーバー(またPostgreSQLがインストールされたサーバー)より、
  pg_hba.confファイルを開きます。
  ※デフォルトでは以下のパスに存在します。
   <C:\Program Files\PostgreSQL\X.X\data\pg_hba.conf>


(2)ファイル内後部に、アクセスするマシンの情報を追加します。

 ==============================================================
 # TYPE  DATABASE    USER        CIDR-ADDRESS          METHOD

 # IPv4 local connections:
 host    all         all         127.0.0.1/32          md5
 # IPv6 local connections:
 host    all         all         ::1/128               md5
 ==============================================================

 追記例>
 ・マシン(192.168.10.1)にてユーザー連携ツールをご利用になる場合。
  host   all   all   192.168.10.1/32   md5

 ※pg_hba.confファイルの詳細については、各種情報サイトをご参照ください。


(3)pg_hba.confファイルの編集が終わったら、PostgreSQLの再起動を行います。
  Windowsのスタートメニュー[管理ツール]-[サービス]などから
  PostgresSQLのサービスを再起動して下さい。


[参考情報]
 pg_hba.confファイルの各設定フィールドは以下のような意味を持ちます。
 ご参考にしてください。

 ・TYPE:
  このレコードは、TCP/IPを使用した接続に対応します。 hostレコードは、
  SSLもしくは非SSL接続のいずれかに対応します。
 ・DATABASE:
  このレコードで対応するデータベース名を指定します。 all という値は、
  全てのデータベースと対応することを示します。
 ・USER:
  このレコードで対応するデータベースユーザを指定します。 allという値は、
  全てのユーザが対応することを指定します。それ以外の場合には特定のデータ
  ベースユーザの名前を指定します。
 ・CIDR-ADDRESS
  このレコードに対応しているクライアントマシンのIPアドレスの範囲を指定します。
  このフィールドは標準のドット区切り10進表記でのIPアドレスとCIDRマスクの長さ
  を含んでいます。
 ・METHOD
  接続がこのレコードに一致する場合に使用する認証方式を指定します。
  -trust:接続を無条件で許可します。この方式は、PostgreSQLデータベースサーバに
       接続できる全てのユーザが、任意のPostgreSQLユーザとしてパスワードなし
       でログインすることを許可します。
  -md5 :クライアントに対して認証時にMD5暗号化パスワードを要求します。

対象バージョン
 
対象ビルド
 
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