ILP Serverと別のマシンからユーザー連携ツールをご利用になる場合、
ILP Server側で、PostgresSQLのクライアント認証設定を変更する必要がございます。
PostgresSQLのクライアント認証はインストールディレクトリ内に、pg_hba.confという
名前の設定ファイルで管理されています。
pg_hba.confファイルを編集し、ユーザー連携ツールをご利用になるマシンのアクセス情報を
追加する必要があります。
(1) ILPサーバー(またPostgreSQLがインストールされたサーバー)より、
pg_hba.confファイルを開きます。
※デフォルトでは以下のパスに存在します。
<C:\Program Files\PostgreSQL\X.X\data\pg_hba.conf>
(2)ファイル内後部に、アクセスするマシンの情報を追加します。
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# TYPE DATABASE USER CIDR-ADDRESS METHOD
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 md5
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 md5
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追記例>
・マシン(192.168.10.1)にてユーザー連携ツールをご利用になる場合。
host all all 192.168.10.1/32 md5
※pg_hba.confファイルの詳細については、各種情報サイトをご参照ください。
(3)pg_hba.confファイルの編集が終わったら、PostgreSQLの再起動を行います。
Windowsのスタートメニュー[管理ツール]-[サービス]などから
PostgresSQLのサービスを再起動して下さい。
[参考情報]
pg_hba.confファイルの各設定フィールドは以下のような意味を持ちます。
ご参考にしてください。
・TYPE:
このレコードは、TCP/IPを使用した接続に対応します。 hostレコードは、
SSLもしくは非SSL接続のいずれかに対応します。
・DATABASE:
このレコードで対応するデータベース名を指定します。 all という値は、
全てのデータベースと対応することを示します。
・USER:
このレコードで対応するデータベースユーザを指定します。 allという値は、
全てのユーザが対応することを指定します。それ以外の場合には特定のデータ
ベースユーザの名前を指定します。
・CIDR-ADDRESS
このレコードに対応しているクライアントマシンのIPアドレスの範囲を指定します。
このフィールドは標準のドット区切り10進表記でのIPアドレスとCIDRマスクの長さ
を含んでいます。
・METHOD
接続がこのレコードに一致する場合に使用する認証方式を指定します。
-trust:接続を無条件で許可します。この方式は、PostgreSQLデータベースサーバに
接続できる全てのユーザが、任意のPostgreSQLユーザとしてパスワードなし
でログインすることを許可します。
-md5 :クライアントに対して認証時にMD5暗号化パスワードを要求します。