HTTPSの規制サイトにアクセスしたときに以下の現象のいずれか、または両方が発生する場合があります。
・ブラウザのエラーが表示されて規制画面が表示されない。
・証明書の警告画面が表示される。
これは、ブラウザ側の仕様によるものです。
「ブラウザのエラー」「証明書の警告画面」について具体的には、
添付の「エラー画面、証明書の警告.pdf」をご参照ください。
HTTPSの規制サイトにアクセスした時のブラウザごとの動作は以下のようになります。
●HTTPS規制サイトでの規制画面の表示可能 / 不能
ブラウザ |
Ver7.0 |
Ver7.0SP1 |
Ver7.0SP2 |
Internet Explorer 6 |
○ |
○ |
- |
Internet Explorer 7 |
○ |
○ |
○ |
Internet Explorer 8 |
△ |
△ |
△ |
Internet Explorer 9 |
◇ |
△ |
△ |
Internet Explorer 10 |
- |
◇ |
◇ |
Internet Explorer 11 |
- |
- |
- |
Microsoft Edge |
- |
- |
- |
Firefox |
○ |
◇ |
◇ |
Opera |
◇ |
◇ |
◇ |
Safari (Mac / iPad / iPhone 上で動作) |
- |
◇ |
◇ |
Chrome |
- |
- |
◇ |
Android 標準ブラウザ |
- |
- |
- |
○:規制画面表示可能
◇:ブラウザのエラー
△:証明書の警告画面
-:サポート対象外
Proxy版のVer7.0では、ブラウザのエラー(表の◇)に対しては次のステップ1、2の作業を
行うことでブラウザのエラー、証明書の警告画面の回避が可能です。
証明書の警告画面(表の△)が表示される場合は、ステップ2の作業を行うことで回避が可能です。
【ステップ1:ブラウザのエラーを解消する。】
※Chromeをご利用のお客様はこの作業は不要です。ステップ2へ進んでください。
proxy.inf内のSSL_BLOCK_UAに、ブラウザのUserAgent(UA)を設定します。
この設定により、ブラウザのエラーを解消します。
●設定箇所(全バージョン共通)
<インストールディレクトリ>/conf/proxy.inf
[BLOCK_CFG]
SSL_BLOCK_UA=
※デフォルトのインストールディレクトリは以下の通りです。
Linux:/usr/local/intersafe
Solaris:/opt/intersafe
Windows:c:\intersafe
例)Ver7.0 SP1のProxy版で Firefox を追加する場合は、
SSL_BLOCK_UA=MSIE 8,MSIE 9,Firefox
をproxy.infに追記する。
UAを追加する場合は、キーと初期値を明記した上で設定したいブラウザのUAを追記します。
複数指定する場合は、カンマで区切りで追記します。キーに追記したUA(文字列)は、
大文字小文字を判別し、更に、文字列の部分一致で判別します。
追記後はフィルタリングサービスの再起動を行ってください。
※この設定は再読み込みコマンドでも反映が可能です。
<インストールディレクトリ>/bin/amsdata -reload
参照してください。
SSL_BLOCK_UAは、隠しキーのため記載されておりません。また、初期値(UA)は
バージョンのごとに異なります。バージョンごとの初期値と、ブラウザのUAは以下の通りです。
●SSL_BLOCK_UAの初期値
バージョン |
初期値 |
Ver7.0 |
SSL_BLOCK_UA=MSIE 8 |
Ver7.0 SP1/2 |
SSL_BLOCK_UA=MSIE 8,MSIE 9 |
●ブラウザのUA
ブラウザ |
UA |
Internet Explorer 8 |
MSIE 8 |
Internet Explorer 9 |
MSIE 9 |
Internet Explorer 10 |
MSIE 10 |
Internet Explorer 11 |
Trident/7.0 |
Firefox(全バージョン共通) |
Firefox |
Opera(全バージョン共通) |
Opera |
Safari (Mac / iPad / iPhone 上で動作) |
AppleWebKit/5 |
Chrome |
AppleWebKit/5 |
Android 標準ブラウザ |
AppleWebKit/5 |
※ご利用のブラウザのUAが既に初期値に含まれている場合は、設定は不要ですので、
【ステップ2:証明書の警告画面を非表示にする。】
ステップ1の実施後、ブラウザによっては証明書の警告画面が表示されるようになります。
ステップ2では、ご利用のブラウザにWebFilterの証明書をインストールすることにより、
証明書の警告画面を非表示にします。
●インストール手順について
「InterSafe WebFilter v7.0 管理者マニュアル」
付録[K. 証明書のインストール]をご参照ください。